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川上空からみた銭亀沢西半部と函館市街地

 眼下に銭亀沢中学校の校庭が見えている。ここから汐川河口までは、旧河道の跡も残す沖積低地。その向こう側には巨大な函館空港をのせる台地が広がっている。台地は成因的にみると海岸段丘で、右手にむかって高くなり、肥沃な黒色土を利用した一面の畑が広がる。この平坦な土地にも過去数10万年間にわたる地盤上昇や、海面変動の様子が秘められている。遠くに見える函館市街地の大部分も同じく海岸段丘の上にのっている。銭亀沢中学校校舎の背後の台地もまた海岸段丘である。家屋の立ち並ぶ海岸沿いを除けば、銭亀沢の緑は豊かである。

函館空港遺跡群上空からみる銭亀沢西半部

 滑走路延長工事の現場は、標高40~55m前後の平坦な海岸段丘の上にある。最終間氷期といわれる約12万年前頃に海の波に洗われてできたとされる。その後、隆起途上4万年前を少しさかのぼる頃に大規模な火砕流に襲われた。その頃の樹木は、いまも厚い堆積物の下に埋もれている。2万年前頃には今よりもはるかに寒く、乾燥した気候にさらされ、地層が波打つなどの証拠を残している。また、右手の青い海面からは想像もできないが、汐川河口から沖合2.5キロメートル付近には、火砕流を噴き出した巨大な火口が沈んでいるという。

3,000m滑走路を目指す函館空港(平成9年・高松町)


平成6年 ユジノ・サハリンスクとの国際定期航空路開設(平成9年・高松町)


変わりゆく町景観の点描Ⅰ(平成8年・高松町)


(平成9年・高松町)


(平成9年・古川町)


(平成8年・古川町)


(平成7年・高松町)


(平成7年・銭亀町)


(平成9年・石崎町)


変わりゆく町景観の点描Ⅱ(平成8年・銭亀町)


(平成8年・新湊町)


(平成7年・新湊町)


(平成7年・新湊町)


(平成7年・石崎町)


鰯漁の残照-番屋の内と外-(平成9年・古川町)


(平成9年・古川町)


(平成9年・古川町)


(平成9年・古川町)


生業の様相-コンブ・サケ・ウニ-(平成8年・石崎町)


(平成7年・石崎町)


(平成8年・志海苔町)


(平成8年・石崎町)


(平成9年・根崎町)


石崎八幡神社祭礼-海上パレードと神楽の舞-(平成9年・石崎町)


(平成9年・石崎町)


(平成9年・石崎町)


(平成9年・石崎町)


(平成9年・石崎町)


夏祭りの風景-神とアイドルと-(平成9年・古川町)


(平成9年・古川町)


(平成9年・石崎町)


(平成9年・古川町)


(平成9年・石崎町)


(平成7年・志海苔町)


志海苔漁港(銭亀地区)の整備(平成8年・新湊町)


石崎漁港(平成9年・石崎町)