2、古武井郵便局

1189 ~ 1191 / 1483ページ
〈等級〉
 3等郵便局 (明治36 1903・4・1)
 集配特定郵便局 (昭和16 1941・2より )
 
〈名称〉
 古武井郵便受取所(明治36 1903・12・10)
        所在地 亀田郡尻岸内古武井35番地
 古武井郵便局(明治39 1906)
        所在地 亀田郡尻岸内古武井191番地
  〃    (明治41 1908・11・ 7)
        所在地 亀田郡尻岸内村字古武井27番地
  〃    (明治45 1912・12・ 1)
        所在地 亀田郡尻岸内村字古武井26番地
  〃    (大正6 1917・ 6・11)
        所在地 亀田郡尻岸内村字古武井36番地
  〃    (昭和8 1933・ 4・11)
        所在地 亀田郡尻岸内村字古武井24番地
  〃    (昭和9 1934・ 7・21)
        所在地 亀田郡尻岸内村字古武井75番地
  〃    (昭和34 1959・12・25)
        所在地 亀田郡尻岸内村字日ノ浜145番地9 
  〃    (昭和56 1981・12・ 7)
        所在地 亀田郡恵山町字日ノ浜135番地20
 

昭和34年(1956)古武井より日ノ浜へ移転新築の局舎


昭和56年(1981)移転新築の古武井郵便局

 
〈開局〉
 明治36年(1903)12月10日(古武井35番地に)
 郵便受取所認可・開設
 
〈沿革〉
 明治
 37年(1904)12月16日 郵便・小包・為替・貯金業務開始
 〃       〃  郵便為替・為替貯金業務開始
 38年(1905) 4月 1日 3等古武井郵便局に改定
 39年(1906)月日不明 局舎移転、字古武井 191番地
 41年(1908)11月 7日 局舎移転、字古武井27番地
 41年(1908)12月 1日 電信(電報)業務開始
 43年(1910) 3月26日 恩給・年金給与金業務開始
 〃       〃  (集配特定局)郵便集配業務開始
 45年(1912) 5月22日 局舎移転、字古武井26番地
 大正
 元年(1912)12月10日 市外二度地「三井古武井鉱山地区」は同鉱山主事、大岩寅吉に受負集配を命じ、同3年12月、同主事心得徳島知足がこれを引継ぎ、大正5年7月30日受負集配を解除、同7年2月11日、三井古武井鉱山閉山につき二股郵便函を廃止する。
  3年(1914) 3月26日 電話通話業務開始・当初の加入台数2台
  6年(1917) 6月11日 局舎移転、字古武井36番地
 昭和
  8年(1933) 4月11日 局舎地番改正により字古武井24番地
  9年(1934) 7月21日 局舎、字古武井75番地に移転新築
            ・木造平屋建(面積20.25 坪)
 15年(1940)11月29日 電話交換業務開始
 16年(1941) 2月   制度改定により集配特定郵便局となる。
 27年(1952) 9月12日 木造平屋増築、専用22.2坪、共用 2.5坪
 28年(1953) 4月 6日 電話局種別変更・8級局
        8月 1日 10級局
 34年(1959)12月25日 局舎、字日ノ浜 145−9番地に郵政互助会建設資金により移転新築、事務開始
            ・局舎敷地(面積 330㎡)
            ・木造平屋建(建築面積 121.5㎡)
            ・附属舎(建築面積 38.88㎡)
 49年(1974) 9月29日 日曜日の配達業務休止
 50年(1975) 3月26日 電話自動化により電話交換事務廃止
            電話事務簡易営業事務取扱
            ・電通合理化により定員削減
 56年(1981)12月 7日 局舎、恵山町字日ノ浜136−20番地に郵政互助会資金により移転新築、事務開始
            ・局舎敷地(面積 496㎡)
            ・鉄筋平屋建(建築面積253.77㎡)
 58年(1983) 5月16日 簡易保険オンライン業務開始
 〃     10月17日 為替貯金オンライン業務開始
 59年(1984) 2月 1日 郵便ダイヤ大幅改正、鉄道便から専用自動車便となる
 59年(1984) 3月11日 通常郵便物の配達一度化実施
 平成
  3年(1991)11月 5日 現金自動支払機設置、サービス開始
 
 〈歴代局長〉
 笹浪 清次郎 明治37~明治38
 明治36年12月郵便受取所取扱人に任命
 谷内 嘉門  明治39・ 4  ~明治41・ 7
         村会議員
 田中徳次郎  明治41・ 7・31~明治45・ 2・17
         村会議員
 福沢善之丞  明治45・ 2・18~明治45・ 3・31
 柳谷 卯吉  明治45・ 3・31~昭和 8・ 6・ 1
         (現職死亡)正七位 勲七等瑞宝章
*中森  榮  昭和 8・ 6・ 1~昭和 8・10・25
         (心得)昭和7年より局長柳谷卯吉身元引受人
 内田 茂八  昭和 8・10・25~昭和24・11・19
         (現職死亡)従七位
 内田  豊  昭和24・11・19~昭和25・ 5・ 4
 三好虎太郎  昭和25・ 5・ 4~昭和49・ 8・ 8
 福沢 行雄  昭和49・ 8・ 8~昭和61・ 3・31
*高谷 充雄  昭和56・ 9・17~断続
         (代理)福沢局長病気引籠中古武井局長兼務
 飯田 義雄  昭和61・ 3・31~平成 8・ 6・23
 室谷 光保  平成 8・ 6・23~現職
 
 〈職員数の変遷〉
 昭和
 26年(1951)11名 内勤7(共通2・郵便3・貯金1・保険0・電信電話1)
            外勤4(郵便2・保険1・電信1)
 27年(1952)11名 内勤7(共通2・郵便2・貯金1・保険0・電信電話2)
            外勤4(郵便2・保険1・電信1)
 28年(1953)13名 内勤8(共通2・郵便2・貯金1・保険0・電信電話3)
            外勤5(郵便3・保険1・電信1)
 29年(1954)14名 内勤9(共通2・郵便2・貯金1・保険0・電信電話4)
            外勤5(郵便3・保険1・電信1)
 32年(1957)13名 内勤8(共通1・郵便2・貯金1・保険0・電信電話4)
            外勤5(郵便3・保険1・電信1)
 34年(1959)14名 (管理1・普通8・外務5)
 35年(1960)13名 (管理1・普通7・外務5)
 36年(1961)14名 (局長1・主事主任2・一般内務7・一般外務4)
 37年(1962)14名 (局長1・主事主任3・一般内務6・一般外務4)
 41年(1966)15名 (局長1・主事主任3・一般内務7・一般外務4)
 44年(1969)16名 (局長1・主事主任3・一般内務8・一般外務4)
 45年(1969)16名 (局長1・主事主任2・一般内務9・一般外務4)
 46年(1970)15名 (局長1・主事主任3・一般内務7・一般外務4)
 47年(1971)16名 (局長1・代理1・主事主任3・一般内務7・一般外務4)
 48年(1972)16名 (局長1・代理1・主事主任2・一般内務8・一般外務4)
 49年(1973)17名 (局長1・代理1・主事主任3・一般内務8・一般外務4)
 50年(1974)10名 (局長1・主事主任4・一般内務2・一般外務4)
        ・50・3・26 定員削減
 51年(1975)11名 (局長1・主事主任3・一般内務3・一般外務4)
 56年(1981)10名 (局長1・主事主任3・一般内務2・一般外務4)
 57年(1982)11名 (局長1・主事主任3・一般内務3・一般外務4)
 59年(1984) 9名 (局長1・主事主任3・一般内務2・一般外務3)
 60年(1985)10名 (局長1・主事主任3・一般内務3・一般外務3)
 63年(1988) 8名 (局長1・主事主任3・一般内務1・一般外務3)
 平成
 元年(1989) 9名 (局長1・主事主任3・一般内務2・一般外務3)
 16年(2004) 8名 (局長1・局長代理1・主任外・内務2・一般内務2・一般外務2)
 
古武井郵便局局務原簿『重要事件(昭和十五年九月十七日)』より
 前夜来ヨリノ未曽有ノ豪雨ニテ局舎近クノ小川増水甚敷ク危険ヲ予想シ午前一時、局員並ニ全家族起床シ、備品類諸帳簿並ニ全郵便物ヲ大行嚢ニ納入、避難準備ノ所午前二時二〇分大音響ト共ニ私宅側ヨリ局舎ニ岩石土砂ト丈(三メートル)余の増水押寄局舎全壊、泥沼ト化シ其際局長妻(リウ)、岩石土砂下敷キトナリテ死亡セリ直ニ局員局長、家族ヲ隣接ノ□伊勢勝太郎宅ニ避難セシメ、備品類諸帳簿並ニ全郵便物ヲ安全地帯ニ持運ビ駐在工員局員協力ノ上、電信電話ノ保護ニ当レルモ遂ニ及バス全ク通信杜絶セリ、伊藤駐在工員家屋モ罹災ニ会イタルモ良ク応急処置ニ最善ノ努力を尽して、午前八時頃、椴法華古武井間辛ウジテ電話ノ開通ヲ見、灯台無線ヲ経由、逓信局並ニ函館工務出張所ニ被害状況ヲ通報シ、復旧ニ全力ヲ尽セリ。     状況左の通り。
 一、工務出張所 特急班派遣セラル。
  ・一七日午後七時半頃電信開通(旧局舎)
  ・一八日午前八時電話開通(旧局舎)
 一、仮局舎ヲ伊勢勝太郎所有倉庫ニ移ス。
  ・一八日午後九時電信電話切替完了
 一、十八日仮局舎ヘ移転ノ為メ為替貯金事務休止ス。
  ・一九日ヨリ一般事務ノ取扱ヒ開始
 一、復旧応援者・大澗郵便局長(一八~二五日)
       ・恵山郵便局長(一八~二三日)
       ・戸井郵便局員 内田 豊(一七~二六日)
       ・前古武井局員 前田時利(一七~二〇日)
               柳 鉄男(一七~一九日)
               沢辺金市(同)
 一、応援指導ノ為メ、逓信局監督課五十嵐書記臨局(自一九日午後二時三〇分 至二三日)