目次
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第六編 漁業
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第一章 郷土の漁業
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第八節 出稼ぎ
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江戸時代の出稼ぎ
[江戸時代の出稼ぎ]
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沿岸漁家にとって、地元での漁業収入だけでは経済的に不安定なため、古くは
江戸
時代の末期から出稼ぎする者が多かった。
安政四年(一八五七)の玉虫義の「入北記」にみられるように、亀田村・湯川村・銭亀沢村・
小安
村は、春四月、五月の頃はとくに出稼ぎが多かったと記されている。
箱館
近在の村々は、元禄年間以前から春は鰊場所へ出稼ぎにいき、夏は鹿部辺まで
昆布
採りに出稼ぎしたと記録にある。