東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ
③安芸津町はどんな港町なのだろう?
のん太が安芸津町に行ってきました。
のん太と一緒にたんけんして「安芸津らしさ」をみつけましょう!
【資料】安芸津町の港たんけん
(出典:地理院地図より作成)
安芸津港 【資料】①安芸津港
安芸津港にやってきたよ。大崎上島(おおさきかみじま)とつなぐフェリーがちょうど港についたところだ!人だけでなく車もフェリーに乗れるんだね。
のんたの画像 安芸津港 【資料】①安芸津港の漁船
安芸津港は、昔も今も港町だよ。フェリーは大崎上島の大西港とつないでいるよ。まわりには漁船も泊っているよ。さすが「津」だけあるね!
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もっとたんけんしてみましょう!
今度は、風早にある祝詞山八幡神社(のりとやまはちまんじんじゃ)にやってきたよ。ここに港町らしさがあるのかな?
のんたの画像 3-2①レリーフの写真 【資料】②祝詞山八幡神社
なんだこれは?左には石碑(せきひ)があるね。右側には絵が彫(ほ)れたているな。
よく見てみよう!
のんたの画像 3-2②歌碑の写真 【資料】②石碑
石碑の上には、「萬葉歌碑(まんようかひ)」とかいてあるね。「萬葉」とは「万葉集」のことだよ。「万葉集」は約1200年前につくられ、たくさんの和歌がおさめられているんだ。その中の歌をしょうかいした石碑だね!

「万葉集」については、下のWebサイトをみてみよう!
「万葉集ってなんだろう?」-高岡市万葉歴史館
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この石碑には2つの歌がのっています。
「わがゆえに 妹(いも)嘆(なげ)くらし 風早の 浦の沖辺(おきべ)に 霧(きり)たなびけり」(万葉集・巻15・3615)
「沖つ風 いたく吹きせば 我妹子(わぎもこ)が 嘆(なげ)きの霧(きり)に 飽(あ)かましものを」(万葉集・巻15・3616)

歌のなかに「風早」の文字がありますね。この2つの歌は、今から1200年以上前に、この「風早」という土地でよまれた歌なんです。今では、安芸津は「万葉の里」として知られています。
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安芸津は1200年前から港としてさかえて、いろいろな人がおとずれていたことが石碑で伝えられているね。「浦(うら)」という文字も、港町を表す言葉だよ。
石碑についてくわしく知りたい人は、【キーワード】藤原春鵲をみてみよう!
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今度は海に向かって歩きましょう。
3-2②歌碑の写真 【資料】③塩釜神社
【資料】③塩釜神社
(出典:Google map)
この神社は、「塩釜(しおがま)神社」というらしいよ。どうして「塩」という名前がついているのかな?
のんたの画像 【資料】昔の空中写真(1946年)
(出典:地理院地図)
江戸時代のころは、このあたりに塩田が広がっていたんだ。塩田というのは、海水をつかって塩をつくるところのことだよ。
神社にある石柱は、当時の塩田の税金にかんするものだよ。詳しく知りたい人は、風早自治会のHPをみてみよう!
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次に船に乗って、海にのりだしましょう!
安芸津 【資料】④造船
わー!とっても大きな船だね!船をつくる造船(ぞうせん)所だよ。海もきれいだな。
のんたの画像 安芸津 【資料】④造船
造船は海のあるまちでしかできないよ。この造船所では、1年間に大きなタンカー船を2基つくれるようだ。船はステンレス製で、つくるだけでなく修理や解体なども行われるよ。
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安芸津湾をながめてみよう!
牡蠣の写真 【資料】⑤
海の上に何かがたくさんうかんでる!なんだろう??
のんたの画像 3-4①安芸津の景色の写真 【資料】牡蠣を収穫する漁船
3-4②牡蠣筏の写真 【資料】牡蠣の作業場
(風早)
安芸津は牡蠣(かき)の養殖(ようしょく)がさかんだよ。波が静かで塩分濃度(のうど)が濃(こ)いことがおいしさのひみつなんだって。まちの中には作業場があちらこちらにみられるよ。
のんたの画像 【資料】夕日とカキいかだ
(木谷・赤崎より撮影)
西の空に夕日がしずむ…。きれいだ。
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安芸津には、港としての長い歴史があることがわかったね。港を活かして、昔は塩田、今は造船や牡蠣の養殖などが行われているね。みんなも安芸津に行って、港町らしさをさがしてみよう!
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