今度は、風早にある祝詞山八幡神社(のりとやまはちまんじんじゃ)にやってきたよ。ここに港町らしさがあるのかな?
【資料】②祝詞山八幡神社
なんだこれは?左には石碑(せきひ)があるね。右側には絵が彫(ほ)れたているな。
よく見てみよう!
【資料】②石碑
石碑の上には、「萬葉歌碑(まんようかひ)」とかいてあるね。「萬葉」とは「万葉集」のことだよ。「万葉集」は約1200年前につくられ、たくさんの和歌がおさめられているんだ。その中の歌をしょうかいした石碑だね!
「万葉集」については、下のWebサイトをみてみよう!
「万葉集ってなんだろう?」-高岡市万葉歴史館
この石碑には2つの歌がのっています。
「わがゆえに 妹(いも)嘆(なげ)くらし 風早の 浦の沖辺(おきべ)に 霧(きり)たなびけり」(万葉集・巻15・3615)
「沖つ風 いたく吹きせば 我妹子(わぎもこ)が 嘆(なげ)きの霧(きり)に 飽(あ)かましものを」(万葉集・巻15・3616)
歌のなかに「風早」の文字がありますね。この2つの歌は、今から1200年以上前に、この「風早」という土地でよまれた歌なんです。今では、安芸津は「万葉の里」として知られています。
安芸津は1200年前から港としてさかえて、いろいろな人がおとずれていたことが石碑で伝えられているね。「浦(うら)」という文字も、港町を表す言葉だよ。
石碑についてくわしく知りたい人は、
【キーワード】藤原春鵲をみてみよう!
【資料】③塩釜神社
【資料】③塩釜神社
(出典:Google map)
この神社は、「塩釜(しおがま)神社」というらしいよ。どうして「塩」という名前がついているのかな?
【資料】昔の空中写真(1946年)
(出典:地理院地図)
江戸時代のころは、このあたりに塩田が広がっていたんだ。塩田というのは、海水をつかって塩をつくるところのことだよ。
神社にある石柱は、当時の塩田の税金にかんするものだよ。詳しく知りたい人は、
風早自治会のHPをみてみよう!