高屋には、西高屋駅と白市駅の2つの駅があります。
この2つの駅はまちの変化に合わせて変わってきましたが、課題ものこされていました。
ここでは、西高屋駅のこれからを考えてみましょう。
西高屋駅は、まわりに家や学校がたくさんあり、多くの人が通勤(つうきん)や通学に使っています。
しかし、これまで駅からバスに乗りかえるためには道路をわたる必要があったり、駅の建物が
「バリアフリー」に対応(たいおう)していなかったりと、不便なところがありました。
駅からの歩道がなかったり、ふみきりで長く待たなくてはいけないことがありましたし、
小中学生や高校生が勉強したり楽しんだりする場所がありませんでした。
そこで東広島市は、令和2年度、駅と駅のまわりを令和7年度までに
整備する計画を立てました。
【資料】施設の整備計画と完成イメージ
(出典:東広島市HP )
エレベーターや歩道を整備したり、バス停が整備されたりして、だれもが安心して利用できるように駅のナカと駅のソトを作り直したんだね。
もっとくわしく知りたい人は、
東広島市が出している都市再生整備計画を見てみよう。
整備される施設の中に「情報(じょうほう)ラウンジ」っていうのがあるけれど、これはなんだろう?
西高屋駅の新しい施設は、どのような施設でしょうか?
のん太は、整備をたん当する市役所の人にインタビューしてみました。
駅の利用者や駅周辺にくらすみなさんが、
いろんな人との交流や勉強のために使ってもらうための施設です。
市立図書館の本をかし出したり読んだりできるスペースと、
待ち合いや交流に使うスペースを作ります。
あわせて教室3つ分ぐらいの広さです。
生涯(しょうがい)学習課のしょくいんさん
そうなんですね。楽しみだなあ!
具体的に、どんなことに使ってもらいたいですか?
ラウンジの使いかたについては、市民の意見を聞きながら考えました。
2023年10月には、高屋にキャンパスがある近畿(きんき)大学工学部の学生さんたちが、活用法を市長にてい案してくれました。
学生さんのアイデアはとっても参考になりました。
生涯(しょうがい)学習課のしょくいんさん
【資料】市長に活用方法をてい案する大学生
(提供:東広島市生涯学習課)
【資料】大学生がてい案したラウンジの活用アイデア(一部)
(提供:東広島市生涯学習課)
※「ゾーニング」について知りたい人は、
このようなウェブサイトを見て勉強してみよう。
私たちも、アイデアをてい案したら、さい用してもらえるかもしれないね!?
西高屋駅の新しい施設の中にある、図書館の本を読んだりできるスペースでは
どんなことができるか、アイデアを考えてみよう。
以下の点に注目して、アイデアを市にてい案するチラシを作ってみよう。
1.駅を利用している人や駅の周辺ですごす人にとって、うれしいアイデアかな?
2.駅周辺をあまり使わなかった人が、駅に行きたくなるようなアイデアかな?
3.本当に実現(じつげん)できそうなアイデアかな?
【資料】作品例
上の作品では、東広島にあるいろんな「なぜ?」をとりあげて、
読んで答えをしらべてみたくなるような本を展示(てんじ)しているね。
毎月本がかわったら、いつも駅を利用している人も何度も立ちよってくれそうだね。
読んだ人が、家族や友だちに話したくなるような本を展示すれば、
交流が生まれるかもしれないね。
みんなも、西高屋駅がまちの「にぎわい」の中心になるようなアイデアを考えてみてね。
【参考になる本やwebサイト】 ★児童図書 ●写真・地図・ガイドブックなど
●阿部英樹『ふるさと東広島 保存版』(郷土出版社、2014年)
OPAC
★飯田米秋/編『賀茂台地の昔話』(東広島ジャーナル、1990年)
OPAC
★学研『JR全線・全駅舎 西日本編』(学研、2004年)
OPAC
★川島令三監修『駅の大図鑑』(PHP研究所、2006年)
OPAC
★交通新聞社『日本の駅なるほど百科』(交通新聞社、2014年)
OPAC
★国土社編集部/編『JRの在来線』(国土社、2020年)
OPAC
★櫻井寛/写真・文『日本の鉄道路線と車両の大図鑑 JR編』(講談社、2021年)
OPAC
★鼠入昌史『山陽本線126駅』(イカロス出版、2021年)
OPAC
★谷川一巳監修『探検!世界の駅』(PHP研究所、2017年)
OPAC
★『公式観光ガイド 東広島ちょこっと旅』(東広島市観光協会、2019年)
OPAC
●「ふるさと西高屋を歩く」第4版(2021年2月発行)
web
●東広島市『レッツ!東広島 09.9「9月2日放送 高屋町白市の文化に触れる(手話放送)」(DVD、2009年)
OPAC
★東広島市観光協会HP 高屋町白市マップ
web
●冊子「ふるさと西高屋を歩く」第4版(2021年2月発行)
web