⑦西高屋駅の新しい施設(しせつ)の
活用方法をてい案しよう!
西高屋駅は、まわりに家や学校がたくさんあり、多くの人が通勤(つうきん)や通学に使っています。
しかし、これまで駅からバスに乗りかえるためには道路をわたる必要があったり、
駅の建物が「バリアフリー」に対応(たいおう)していなかったりと、使いづらいところがありました。
また、駅のまわりには駅を使う人が勉強したり楽しんだりする場所もありませんでした。
そこで東広島市は、駅と駅のまわりをきれいにする計画を立て、
令和7年(2025年)3月におおよその工事がおわりました。
南口にロータリーとエレベーターが作られ、改札にもアクセスしやすくなりました。
また、駅の中には「高屋情報ラウンジ あったかや」がオープンしました。
のん太はいろいろと気になることが出てきたようです。
図書館のかたに聞いてみることにしました。
ちいきのかた、とくに駅を利用する学生さんがくつろげるばしょとして使ってもらうためです。
西高屋駅は毎日多くの学生さんやお仕事をしている人たちが、
通学や通勤で使っていますが、駅の周辺にはあまり落ち着いて
くつろげるところがありませんでした。
また、駅や駅のまわりの建物も古くなって、利用する人が使いづらい思いをしていました。
そこで、駅のまわりをきれいにする工事を行うのにあわせて、みんなが集まって
くつろいだり、勉強したりすることができるスペースを作ろうということになりました。
そこに、図書館も入ることで、駅を使う人が本を手にとって
楽しい時間をすごしてくれると考えたんです。

東広島市立図書館のしょくいんさん
なんといっても、西高屋駅の中にあって便利なところですね。
待ち合い室のやくわりをかねそなえた「フリースペース」や「交流センター」があり、
図書館も遅くまであいているので、いつでも勉強やおしゃべりに利用できます。
木をたくさんつかったリラックスできるばしょになっています。
本を読むつもりのない人も、気軽に立ちよってほしいですね。
また、最新の設備(せつび)やICT(アイシーティー)をつかった、
あたらしい形の図書館という点も魅力です。
図書館には1人で作業ができるつくえがあり、まわりのめいわくにならなければ、
オンラインの会議をしたり授業をうけたりすることもできます。
無料で利用できるインターネットもあります。
図書館の外には予約した本を受け取ることができるロッカーがあり、
東広島市内にある他の市立図書館の本を予約すれば、24時間いつでも
受け取ることができますし、いつでも借りた本を返すことができます。
本のかり方など、くわしい利用方法は
図書館のホームページを見てくださいね。

東広島市立図書館のしょくいんさん
多い日で800人以上、少ない日でも400人くらいの人が利用しています。
平均で500人くらいですかね。
夕方や休日は、学生さんがたくさん利用してくれています。
勉強やおしゃべりをする人、みんなでいっしょに会議や工作をする人など、
利用の仕方は人それぞれですね。
もちろん、本を手にとって読んでくれる人もたくさんいますよ。

東広島市立図書館のしょくいんさん
どうして他の図書館とはちがった本のならべ方をしているんですか?
多くの学生さんが利用してくれることをねがって、
10代の方が本を手にとってみたくなるようなテーマでならべています。
大きなテーマは東広島市のまちづくりの基本方針(きほんほうしん)などをもとに
図書館のスタッフが考えましたが、その下の小さなテーマは西高屋駅を利用する
学生さんたちの意見をきいてせっていしました。

東広島市立図書館のしょくいんさん
【資料】高屋図書館で設定されているテーマ(ならべかたのルール)
(出典:東広島市立図書館提供)
基本的には、高屋図書館のオリジナルテーマにそって、
図書館のスタッフがバランスよく選書(せんしょ)するようにしています。
とくに、駅を利用する学生さんや働く人にとって
役立つような本をたくさん選ぶように心がけています。
また、駅の近くにある学校の学生さんたちにボランティアで集まってもらい、
定期的に「選書ワークショップ」を実施しています。
そこで多くの人から推薦(すいせん)された本も、積極的に選ぶようにしています。

東広島市立図書館のしょくいんさん
【資料】選書ワークショップのようす
選書ワークショップに参加した学生さんたちにもお話を聞いてみます。
参加した感想を教えて下さい!
ふだんは電車を利用しないのであまり図書館を利用しなかったんですが、
このワークショップがあったので興味をもって参加しました。
私ははたらく人に向けた心理学の本を選びました。
周りの人がこの本を読んでどう思うかまで考えて選書するのは
大変でしたが、楽しかったです。

ワークショップに参加した中学生のAさん
私は世界のさまざまな国の家庭料理を写真でしょうかいする本を選びました。
ワークショップの参加は2回目です。
前回はやり方がうまくつかめず、自分の読みたい本を中心に
選書してしまったのですが、今回は他の人に読んでもらいたい本を
しっかり選ぶことができてよかったです。

ワークショップに参加した高校生のBさん
なるほど。図書館はちいきの人に読んでほしいと思う本を選んでいるんだな。
でも、どうして図書館の本をかりることができないんですか?
それは、本に出会い、いつでもその本を手にとって
読めることを大事にしているからなんです。
図書館の本をかりられるようにすると、しばらく本棚から本がなくなり、
次に読みたい人が本に出会えなくなってしまいます。
そのかわり、高屋図書館にある本は、予約システムを使って
東広島市の他の市立図書館からいつでもかりることができます。
高屋図書館で気軽に「立ち読み」して、家でじっくり読みたいときは
予約してかりてくれるとうれしいです。

東広島市立図書館のしょくいんさん
【資料】「予約本受取ロッカー」で本を受け取るようす
これから、図書館がどのように使われるようになってほしいですか?
もっと多くの学生さんや働く人、そして地域のみなさんに
利用される場所になってほしいです。
そのために、ふらっと図書館に立ちよりたくなるような
いろんな工夫をしていきたいと思っています。
たとえば、最近は近くの中学校と協力して、中学生のみなさんに
おすすめの本をしょうかいするブックスタンドを作ってもらいました。
他にも、図書館にある大きなスクリーンをつかって、映画の上映(じょうえい)会や
講演(こうえん)会などもできたらいいなと考えています。

東広島市立図書館のしょくいんさん
【資料】中学生がおすすめする本のしょうかいコーナーのようす
高屋図書館は、駅を利用する学生さんやはたらく人にとって
うれしくなるような、いろんな工夫がされているんだね!
もっとたくさんの人が利用してくれるようになるといいね。
そのために、のん太にも何かできることはないかなあ?
もっとたくさんの人が高屋情報ラウンジ(図書館と交流スペース)を利用してもらえるように、
どんなことができるか、アイデアを考えてみよう。
以下の点に注目して、アイデアを市にてい案するチラシを作ってみよう。
1.駅を利用している人や駅の周辺ですごす人にとって、うれしいアイデアかな?
2.駅周辺をあまり使わなかった人が、駅に行きたくなるようなアイデアかな?
3.本当に実現(じつげん)できそうなアイデアかな?
【資料】作品例
上の作品では、東広島にあるいろんな「なぜ?」をとりあげて、
読んで答えをしらべてみたくなるような本を展示(てんじ)しているね。
毎月本がかわったら、いつも駅を利用している人も何度も立ちよってくれそうだね。
読んだ人が、家族や友だちに話したくなるような本を展示すれば、
交流が生まれるかもしれないね。
みんなも、西高屋駅がまちの「にぎわい」の中心になるようなアイデアを考えてみてね。
【参考になる本やwebサイト】 ★児童図書 ●写真・地図・ガイドブックなど
●阿部英樹『ふるさと東広島 保存版』(郷土出版社、2014年)
OPAC
★飯田米秋/編『賀茂台地の昔話』(東広島ジャーナル、1990年)
OPAC
★学研『JR全線・全駅舎 西日本編』(学研、2004年)
OPAC
★川島令三監修『駅の大図鑑』(PHP研究所、2006年)
OPAC
◯熊原康博・岩佐佳哉/編『東広島地歴ウォーク』(レタープレス、2023)
OPAC
★交通新聞社『日本の駅なるほど百科』(交通新聞社、2014年)
OPAC
★国土社編集部/編『JRの在来線』(国土社、2020年)
OPAC
★坂正博/監修、松本正敏/写真『電車の図鑑 3』(あかね書房、2025年)
OPAC
★櫻井寛/写真・文『日本の鉄道路線と車両の大図鑑 JR編』(講談社、2021年)
OPAC
★櫻井寛/写真・文『列車で行こう! 最新版』(世界文化社、2022年)
OPAC
★鼠入昌史『山陽本線126駅』(イカロス出版、2021年)
OPAC
★谷川一巳監修『探検!世界の駅』(PHP研究所、2017年)
OPAC
★『公式観光ガイド 東広島ちょこっと旅』(東広島市観光協会、2019年)
OPAC
●『雑誌 月刊くれえばん 2022年1月号』(SAメディアラボ、2022年)
OPAC
◯東広島郷土史研究会『東広島市の道標』(東広島郷土史研究会、2021年)
OPAC
●『東広島クエスト 9町を巡る冒険の書』(東広島市観光協会、2025年)
OPAC
●東広島市『レッツ!東広島 09.9「9月2日放送 高屋町白市の文化に触れる(手話放送)」(DVD、2009年)
OPAC
★東広島市観光協会HP 高屋町白市マップ
web
●『東広島の山城 第41回~第70回 第2集完結編』(東広島郷土史研究会、2025年)
OPAC
◯『ふるさと造賀』(造賀地区自治協議会、2022年)
OPAC
●「ふるさと西高屋を歩く」第4版(2021年2月発行)
web