目次
/
新編弘前市史 通史編1(古代・中世)
/
第3章 古代蝦夷の時代
/
第五節 謎の一〇・一一世紀
/
一 鎮守府・秋田城体制
安部氏・清原氏の登場
142 ~ 142 / 553ページ
このような
鎮守府将軍
の管郡的基盤となったのが奥六郡(岩手・
志波
・稗貫(ひえぬき)・和賀・江刺・胆沢)であり、出羽城介の管郡的基盤となったのが山北三郡(山本・平賀・雄勝(おかち))・秋田郡・河辺郡である・のちに前者から
安倍氏
が、後者から
清原氏
が台頭するが、いずれも蝦夷系豪族から抜擢された、そうした地域の在庁官人として、このころから勢力を拡張していったのである。