一六 葛西秘録(かさいひろく)・御定法編年録

749 ~ 750 / 765ページ
 「葛西秘録」は、津軽氏の開祖から享和三年(一八〇三)までの藩の編年史で、編著者は葛西彦六(清雄)。「本藩濫觴実記」の記述が信憑性を欠く面があるとして、諸書を探索し、少しでも準拠するものを書き留め、津軽地方の歴史をらかにしようとしたもの。「御定法編年録」も同じく葛西彦六が編集した藩の法令集。寛永元年(一六二四)から享保二十年(一七三五)に至る藩の法令を編年体に集めている。ともに弘前市立図書館蔵。