(一)衣服

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 武士の礼服については、すでに本章第一節一で述べてあるが、通常の礼服としては、長(ながかみしも)・半(はんかみしも)・継(つぎかみしも)の三種類であった。
 公式勤務の時には半と略服として継を着し、日常家庭にあったり、くつろいだ時は、「を脱ぐ」という諺どおりに小袖(こそで)に、または小袖の着流しとなり、時には羽織(はおり)をいたりした(武士生活研究会編『武士の生活Ⅰ』一九八二年 柏書房刊)。