製瓦に必要な人員・工賃・燃料費等について、元禄十六年(一七〇三)二月二十五日条の記述をまとめると表35のようになる。
表35.製瓦に必要な人員・工賃・燃料費等 |
総 瓦 数 | 25,000枚 | |
総 経 費 | 5貫638匁 | |
内 訳 | 瓦職人2094人日用銭 | 2貫421匁 |
瓦役人・瓦職人7312人の賄代 | 1貫385匁2分 | |
手伝人足1045人の日当 | 836匁 | |
流木2796本 | 928匁9分 | |
紙・筆・墨代 | 7匁1分 | |
太布・はり金・麻糸・その他諸色(品)代 | 59匁8分 |
注) | 1貫は1000匁,1匁は10分。 人員は延べ人数。 当時米1俵(60kg)33匁5分。 御用瓦なので粘土の費用は含まれていない。 |