目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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二 寺院
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(六)曹洞宗の寺院
京徳寺
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京徳寺(きょうとくじ)は、「
長勝寺並寺院開山世代調
」(同前No.四〇五)によると、享禄三年(一五三〇)に
長勝寺
二世秋澗が開山となり、浪岡村五本松(現南津軽郡浪岡町)に創建したとする。「
曹洞諸寺院縁起志
」は創建を享禄二年とし、智證大師作の正(しょう)観音を、浪岡城主北畠具永が信仰し、寺号はその戒名「龍負院殿享徳祐元大居士」によったという。慶長年間(一五九六~一六一四)に
長勝寺構
の中に移った。
長勝寺
末寺の筆頭であり、
長勝寺
無住の時の末寺住職の葬式や、継目相続の取り次ぎを行った。