目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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二 寺院
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(六)曹洞宗の寺院
勝岳院
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勝岳院
(しょうがくいん)は、天正十四年(一五八六)に床舞(とこまい)村(現西津軽郡森田村)に創建された。「
曹洞諸寺院縁起志
」によると、山号石神山は「一巻石」を鎮守とした社の側に寺を建てたことによるという。「
長勝寺並寺院開山世代調
」・「
曹洞諸寺院縁起志
」・正徳元年(一七一一)の「
寺社領分限帳
」は、いずれも「正岳院」とするが、享和三年(一八〇三)の「
寺社領分限帳
」に至って「
勝岳院
」と称していることがわかる。慶長年間(一五九六~一六一四)に
長勝寺構
の中に移った。