目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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二 寺院
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(六)曹洞宗の寺院
普門院
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普門院
(ふもんいん)は、創建年代は不明であるが、寺伝では茂森山の観音堂を弘前築城の際に移したものという。延宝六年(一六七八)に再建し、開基を
蘭庭院
八世在秀とし、
蘭庭院
の末寺となった。「
津軽俗説選
」には三十三霊場の第三十三番に、「茂森
山観
音普門
庵
」とあり、通称
山観
(やまかん)と呼ばれた。昭和五十五年(一九八〇)、円空作の十一面観音(弘前市指定有形文化財)が発見された。
図219.
普門院