普門院

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普門院(ふもんいん)は、創建年代は不明であるが、寺伝では茂森山の観音堂を弘前築城の際に移したものという。延宝六年(一六七八)に再建し、開基を蘭庭院八世在秀とし、蘭庭院の末寺となった。「津軽俗説選」には三十三霊場の第三十三番に、「茂森山観音普門」とあり、通称山観(やまかん)と呼ばれた。昭和五十五年(一九八〇)、円空作の十一面観音(弘前市指定有形文化財)が発見された。

図219.普門院