目次
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新編弘前市史 通史編4(近・現代1)
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第3章 大正期の弘前
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第三節 商工業の近代化
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三 副業的工業製品の製造と販売
木製玩具製品の販売
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弘前市役所は
大正
六年(一九一七)に副業の調査を行った。
この調査は、副業調査とはいいながら、実質的に主要産業の調査であった。これらの販売の様子から弘前市の
商業
の特徴を見ていきたい。
まず、
木製玩具製造
がある。これは、
大正
五年に青森大林
区
署長の講話を聞いて、
青森県
工業学校
が試作したものを改良し、着色して容器に入れて販売したものである。その後、工場で製作するようになった。
大正
六年の産出は五〇〇〇組(三万個)で、販売額は一〇〇〇円であり、秋田、山形、岩手、北海道、東京に販売した。