目次
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新編弘前市史 通史編5(近・現代2)
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第四章 戦前・戦中の弘前
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第五節 戦時教育の様相
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三 青年学校
敗戦と教育内容の切替え
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昭和二十年八月十五日の
敗戦
を境に、
青年学校
も教育内容を切り替えなければならなかった。これまでの
軍事教練
は一切廃止、教材も
軍国主義
的教材、戦意昂揚に関する教材、国際間の和親を妨げる教材が削除された。これまで
青年学校
教育が軍隊予備施設と見なされたことが災いして、
敗戦
を境に
青年学校
教育は目標を失ったかに見えた。しかし、二十一年十月、
青年学校
公民
教科書
が文部省によって編纂され、戦後
民主主義
のあり方などが指導されるようになり、
教科書
も揃って、授業はようやく軌道に乗り始めた。