オリンピック聖火を迎える

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昭和三十九年十月十日から三週間にわたって、第一八回オリンピック東京大会が開かれた。この年一年間は日本全体がオリンピックブームに沸いたが、大会に先立ってオリンピック聖火が東京に着いた。聖火は日本全国を四ブロックに分けて、聖火ランナーの手で巡回したが、本県には九月十七日、北海道から青森市に入った。青森市から弘前市に入ったのは九月十九日午後一時、市内各小学校児童は聖火ランナーの走る沿道に整列してこれを出迎えた。聖火は午後一時十五分弘前公園内の市営球場に到着し、ここで弘前市による聖火リレー歓迎大会が開かれた。市内各小学校鼓笛隊はこれに参列、歓迎の奏楽を行った。聖火はこの日弘前市役所内に安置、翌日朝、秋田に向かって出発した。

写真193 オリンピック東京大会、聖火ランナー弘前公園市営球場に到着(昭和39年7月)