桜庭芳露の活躍

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桜庭芳露(さくらばほうろ)は明治二十七年(一八九四)、弘前市田代町に生まれた。大正七年、七戸尋常小学校へ勤務していたが、翌年八月、かねてより師事していた福士幸次郎の激励を受けて、後藤健次、一戸玲太郎(謙三)らと「パストラル詩社」を結成した。
 大正十二年、和徳尋常小学校を退職し、上京。東京日々新聞社の校閲部員となる。昭和三年、『桜庭芳露第一集』(資料近・現代1No.七四〇)を刊行する。二十三年(一九四八)、東京阿佐ヶ谷四丁目の自宅で死去。享年五十五歳。