昭和26年(1951)度

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53シーズン目

【協会】 日本ラグビー協会機関誌が刊行される 日本協会が機関誌『Rugby Football』を10月1日に出版した。以後平成23年の今日まで61年間継続して刊行されている。
【代表】 日本代表、在韓NZ部隊とノン・テストで対戦 在韓NZ部隊(Kay Force)が来日した際、昭和27年3月23日に最終戦で日本代表と東京ラグビー場で対戦したが3−19で敗れた。監督は北島忠治が務めている。日本協会は昭和51年にキャップ制度を導入した際、この試合をテストマッチと認定していない。
【大学】 明大2年ぶり全国制覇 第23回東西王座決定戦で、明大が関西5連覇の関西学大を24−3で下し、第2回朝日招待試合で九州代表を36−14で退けて2年ぶり7回目の全国制覇を遂げた。/関東は明大、関西は関西学大が5連覇 第22回関東大学対抗戦は明大が全勝で2年ぶり9回目の優勝を果たした。第23回関西大学対抗戦は関西学大が全勝で5年連続5回目の優勝を遂げた。/九州地区大学ラグビー大会始まる 九州協会は12月1~2日、熊本工グラウンドにおいて第1回九州地区大学トーナメント大会を開催し、西南学大が53−5で長崎大を下して優勝した。昭和40年度以降、この大会の覇者が大学選手権(第2回大会から)に出場することになる。
【社会人】 全国実業団大会は八幡製鉄が連覇 愛媛県松山市で行われた第4回大会では八幡製鉄近鉄を11−3で破り2年連続2回目の優勝を果たした。
【地域】 第5回の三地域対抗は3すくみ優勝預かり、第6回の学生東西対抗は43−9で関東の4連勝となった。
【その他】 新制大学は西南学大、高校は秋田工 第2回新制大学大会は西南学大が学習院大を28−0で破り連覇を遂げた。第31回高校大会は秋田工が13−3で北見北斗高に勝って2年ぶり6回目の優勝を果たした。/国体は成年が東京、少年は秋田が優勝 第6回広島国体は、成年の部は東京都(全東京)が38−6で北海道(全北海道)を破り、少年の部は秋田県(秋田工)が3−0で福岡県(修猷館高)に勝って優勝した。
【国際】 香港代表が来日した(2勝1分1敗)。/在韓NZ部隊(Kay Force)が来日、第1戦の九州代表に3−22で敗れた他、関西学生、関西代表、関東学生、関東代表、日本代表に勝って5勝1敗の成績を収めた。