昭和37年(1962)度

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64シーズン目

【協会】 秩父宮ラグビー場を国立競技場へ移管 日本協会は未納の固定資産税がかさんだため11月16日に秩父宮ラグビー場を国立競技場へ移管した。
【代表】 フランス学生に連敗 日本協会は北島忠治監督のもと、対フランス学生選抜と対戦する日本代表メンバーを選出した。日本代表は2試合[テストマッチ認定外]を行ったが、九州代表が勝ち、全法大が引き分けたフランス学生に9−16、11−25といずれも敗れた。
【NHK杯】 優勝は八幡製鉄 第3回NHK杯は社会人大会で2年ぶり9回目の優勝を果たした八幡製鉄が25−6で明大を破り2年ぶりに優勝した。
【大学】 大学No1は明大 第34回東西王座決定戦は明大同大に16−14で雪辱を遂げ8年ぶり9回目の大学No1に輝いた。/関東は明大が優勝 第33回関東大学対抗戦Aブロックは明大が5勝1敗で2年連続12回目の優勝を果たした。昨年度降格した早大はBブロックで全勝してAブロックへ復帰した。早明戦ではBブロック優勝の早大がAブロック優勝の明大に17−8で勝利を収め、早明戦は別モノと話題を集めた。/関東大学対抗戦の成績 Aブロック 1明大 2法大 3日体大 4中大 5慶大 6立大 7日大。Bブロック 1早大 2防衛大 3成蹊大 4専大 5東大 6青学大 7教育大/関西は同大、九州は西南学大が5連覇 第34回関西大学対抗戦は同大が5戦全勝で5年連続16回目の優勝を遂げた。第12回九州大会でも西南学大が17−3で長崎大に勝って5年連続9回目の優勝を果たした。
【社会人】 八幡製鉄が優勝 第15回全国社会人大会は八幡が19−3で谷藤機械を下し2年ぶり9回目の優勝を遂げた。/関東は春秋ともに谷藤機械 第3回関東社会人の秋季大会は谷藤機械が32−0で横河電機を圧倒して初優勝、春季大会も7戦全勝で2年ぶり2回目の優勝。/関西は近鉄が5連覇 4チームずつの2部制になった第5回関西社会人リーグ1部では近鉄が3戦全勝で5連覇を遂げた。
【地域】 第16回三地域対抗は関東が6年連続8回目の優勝を果たした。/第17回学生東西対抗は関東が43−3で勝ち15連勝。/第13回朝日招待試合は明大が九州代表に20−14で8年ぶり3回目の勝利を得た。
【その他】 高校大会が花園ラグビー場で開催され天理高が優勝 第42回全国高校大会から、会場が西宮球技場から花園ラグビー場に移った。天理高が8−3で北見北斗高を破り第18回大会以来24年ぶり2回目の優勝。これ以降「花園」が高校ラガーマン憧れのメッカとなった。/大学大会は岩手大が初優勝 第13回全国大学大会は岩手大が3−0で西南学大を下し初優勝を果たした。/国体は成年福岡、少年岩手・奈良、教員は大阪 第17回岡山国体は、成年の部で福岡県(全福岡)が16−6と北海道(全北海道)を下し3連覇、少年Aは岩手県(盛岡工)が3−0で東京都(保善高)を下し、Bは奈良県(天理高)が13−3で秋田県(秋田工)に勝って優勝、いずれも悲願の初優勝を遂げた。復活した教員の部では大阪府が16−0で福岡県を破って優勝した。
【国際】 フランス学生選抜来日(7勝1分1敗) フランス学生選抜が初来日した。日本代表はテストに2連敗したが、九州代表が21−6で勝利したほか、全法大が11−11で引き分ける健闘を見せた。その他の成績は全慶大13−19、全明大8−21、日本学生代表5−8、全同大6−14、全日大3−9。/八幡製鉄、豪州・NZ遠征(6勝4敗) 5月9日~6月16日に八幡製鉄が豪州とNZへ遠征した。豪州では6勝1敗と好成績を示し、NZでは3敗した。