昭和47年(1972)度

English Español

74シーズン目

【協会】 専務理事に金野滋が就任 正野虎雄が退いて専務理事に金野滋が選出された。
【代表】 日本代表アジア3連覇 第3回アジア大会が11月4~11日に香港で開催され、日本が3連覇を果たした(アジア大会参照)。この業績により日本代表チームに読売新聞社から日本スポーツ賞が授与された(『機関誌』Vol.22-4号P29)。
★371972.11.11日本代表16−0香港代表香港F.C.

【選手権】 リコーが初優勝 第10回の日本選手権でリコーが、35−9で明大を下し初の日本一に輝いた。
【大学】 大学選手権は明大が初優勝 第9回大学選手権では、復活してきた明大が、早大との決勝でノーサイド寸前、渡辺貫一郎の劇的なトライで13−12と逆転勝利を収め、初のチャンピオンとなった。/対抗戦は早大、リーグ戦は中大の初優勝 第43回関東大学対抗戦では早大が7勝1分で3年連続17回目の優勝を遂げた。第6回関東大学リーグ戦は中大が6戦全勝で初優勝。/関西は同大、九州は九州産大が初優勝 第44回関西大学リーグ戦は同大が全勝で2年連続25回目の優勝を遂げた。九州は九州産大が64−4で熊本大を下して初優勝を遂げた。
【社会人】 リコーが雪辱 第25回社会人大会で、リコーが29−3で三菱自工京都を下し2年ぶり2回目の優勝を遂げた。/関東はリコーの3連覇 第13回関東社会人リーグはリコーが警視庁に16−15と際どく勝って3連覇。/関西は近鉄が連覇 第15回関西社会人Aリーグでは近鉄が6勝無敗で2年連続13回目の優勝。/西日本社会人リーグ発足 発展的解消した九州リーグの新日鉄八幡、九州電力、西方自衛隊と中国地区の東洋工業、淀川製鋼呉、山陽国策パルプの6チームで結成。第1回は新日鉄八幡、東洋工業、西方自衛隊が4勝1敗で三すくみとなり首位を分け合った。
【地域】 第27回学生東西対抗は関東が60−11で関西を破り24勝目。/第23回朝日招待は九州代表が37−22で2年ぶり9回目の勝利を収めた。
【その他】 地区対抗は東海大、教育系は福岡大がともに初優勝 第23回地区対抗大会は東海大が21−17で福岡大を下して初優勝、第8回教育系大会は福岡大が12−6で広島大に勝ちそれぞれ初優勝を遂げた。/高専は北九州工専が3連覇、高校は目黒高が優勝 第3回高専大会では北九州工専が38−16で富山商船高専を下して3連覇、第52回高校大会は目黒高が27−0で花園高に勝って3年ぶり2回目の優勝を果たした。/国体は成年が岩手、少年は福岡と東京、教員は鹿児島が優勝 第27回鹿児島国体、ラグビーは大口市と姶良町(あいらまち)で開催され、成年の部は岩手県(新日鉄釜石)が20−9で京都府(京都市役所)に勝ち連覇、少年Aは福岡県(全福岡)が32−13で奈良県(天理高)に勝ち、少年Bは東京都(目黒高)が56−3で鹿児島県(全鹿児島)に勝ってそれぞれ優勝した。教員の部は鹿児島教員が26−13で和歌山教員を破った。/『ラグビーマガジン』発刊 4月25日にベースボール・マガジン社から『ラグビーマガジン創刊号』が季刊誌として発刊された。同誌は昭和49年3月号から隔月、50年5月号から月刊誌となり今日に至っている。/高校東西対抗行われる 第1回高校東西対抗が日本選手権試合の前座として1月15日に国立競技場で行われ、東軍が19−14で西軍を下した。/中部自衛隊廃部 12月21日、中部自衛隊は関西社会人リーグ戦で選手がレフリーに暴行した事件によりラグビー部の廃部を決定した。
【国際】 5月、東京三洋アメリカカナダ遠征(4勝1敗)を行った。/3月、明大が創部50周年を記念して全明大のNZ・豪州遠征(3勝6敗)を行った。/12月、三菱商事タイ遠征(2敗)/3月、成蹊大香港遠征(1勝2敗)/3月、天理クラブ韓国遠征(2敗)。