113シーズン目
【協会】「RUGBY:FOR ALL ニッポンのために」
2011年3月11日、東日本大震災が発生した。4月17日、被災地への復興イベント「RUGBY:FOR ALL ニッポンのために」を秩父宮ラグビー場で実施した。そして東北3県(岩手、宮城、福島)に対してチーム登録費、個人登録料を免除し、お見舞金100万円をお贈りした。
・2012年日本代表の新体制が発表された。新ヘッドコーチにエディー・ジョーンズ氏、新アシスタントコーチに薫田真広氏が2015年ラグビーワールドカップ(イングランド大会)に向けて取り組みを始動した。
・RWC2019組織委員会はRWC2011NZ大会を視察し2019年RWCに向けた準備を開始した。
・2011年11月、矢部達三専務理事と徳増浩司理事が国際ラグビーボード(IRB)理事に就任した。
【代表】
RWC2011ニュージーランド大会開催、日本代表1分3敗
・4月30日~5月13日 HSBCアジア5日カ国対抗 日本対香港45-22 日本対カザフスキタン61-0 日本対UAE111-0 日本対スリランカ90-13
・6月26日 東日本大震災チャリティーマッチ 日本代表対トップリーグXV49-7
・7月IRBパシフィックネーション2011日本対サモア15-34 日本対トンガ28-27 日本対フィジー24-23 この結果初優勝し、この成果をRWCに期待した。
・8月13日 日本対イタリア 24-31
・8月21日 RWC2011NZ大会 壮行走行試合 日本対アメリカ20-14 2勝以上も目標にラグビー王国に乗り込んだ
・9月RWC2011(ニュージーランド)開催、日本対フランス21-47、日本対ニュージーランド7-83、日本対トンガ18-31、日本対カナダ23-23、4年前と同じ1分け3敗の結果となった。ジョン・カーワンHCは「4年間のチームつくりでは悔いはない。勝たなければならないプレッシャーに負けてミスが出た。経験をもっと積まないといけない」と語った。
【ルール】
改正があり競技規則第3条「プレーヤーの人数」、「3.4交替/入れ替えのプレーヤーとして指定されたプレーヤー」に「交替/入替えプレーヤーを8名まで指名することができる」が追記された。
【日本選手権】
第49回日本選手権大会、優勝はサントリーサンゴリアス 決勝ではパナソニック ワイルドナイツを21-9で破り、トップリーグ優勝と併せて2冠を達成した。大学生は帝京大、天理大が出場した。帝京大は東芝に対して接戦では引けを取らない強さを見せていた。また天理大は展開力でキヤノンを苦しめたが、共に大差のゲームとなって課題を残した。
【トップリーグ】
優勝はサントリーサンゴリアス 準優勝はパナソニックワイルドナイツ。MVPにはジョージ・スミス(サントリー)、新人賞にマイケル・リーチ(東芝)などが選ばれた。
【大学】
帝京大、三連覇 第48回全国大学選手権、優勝は帝京大、三連覇を達成した。1982年度から84年度同志社大以来の快挙で優勝。試合後、帝京大の岩出監督は「我々の強みをだし、天理の強力BKに強みをださせないこと。想像以上の接戦になった」と。関東大学では対抗戦は帝京大、リーグ戦は流通経済大がそれぞれ優勝した。関西では天理大が関西学院大を退け完全優勝。九州では優勝は福岡大、準優勝は福岡工大。第62回地区対抗大学大会は愛知学院大が東京都市大学を破り2年ぶり3回目の優勝。
【セブンズ】
・8月HSBCアジアラグビーセブンズシリーズ上海大会3位、同じく9月ボルネオ大会優勝
・11年ぶりに開催されたセブンズワールドシリーズは2012年3月31日、4月1日に開催され、2日間で約2万人の観衆が集まった。日本はイングランドに健闘むなしく全敗に終わった。カップトーナメントはオーストラリアがサモアを28-26で破り優勝した。
・2011年11月25日~26日開催のHSBCセブンズワールドシリーズ2011/2012オーストラリア大会では村田亙監督率いる平均年齢24歳の若い男子7人制代表が参加した予選3敗、ボウルトーナメントではアルゼンチンに12-38、その後シールド大会に臨み、ケニアに勝ったがアルゼンチン、ニューギニアに負けた。その他上海セブンズ(3位)、ボルネオセブンズ(優勝)にも参加した。
・アジアウィメンズセブンズチャレンジシップ インド大会(10月1,2日)決勝トーナメントでタイに勝って3位。/U18花園女子セブンズ(ハイパーフォマンスの部と普及の部)が12月27日に開催。/USAウィメンズインターナショナル インヴィテーショナル ラスベガス大会(2012年2月10日、11日)に参加。/IRBウィメンズセブンズチャレンジカップ香港大会(2012年3月23日)に参加。1勝3敗で11位
・女子セブンズ日本代表は10月1,2日アジアウィメンズチャンピオンシップ インド大会で3位
・2012年2月3日~4日 HSBCセブンズワールドシリーズ20110-2012NZ大会 5戦5敗
・2012年2月10日~12日 同上 アメリカ大会 1勝4敗
・2012年2月11日~12日 HSBCアジアラグビーセブンズシリーズタイ大会 カップ決勝で香港に敗れ2位。
・2012年3月23日~25日 HSBCアジアラグビーセブンズシリーズ香港大会 2勝4敗でシールドトーナメント4位 コアチーム入りを逃した。
【女子】
・4月30日 HSBCアジア5日カ国対抗 日本対香港15-0
【国際】
日本A代表ニュージーランド遠征(6月12日から7月4日)3戦全勝。/ジュニアワールドトロフィー2011グルジア大会(5月24日から6月5日)準優勝(対ジンバエブ、カナダ、グルジアには勝利、サモアに敗れる)高校日本代表が3月12日~19日イタリア・フランス遠征 3戦3敗
【その他】
全国高専大会は神戸市立工業高専が3年ぶりの優勝/第19回クラブ選手権は六甲ファイティングブルが優勝(34-12対神奈川タマリバ 2年ぶり5度目)/第13 回全国高校選抜大会は東福岡が3連覇。(第12回は東日本大震災で中止)/第91回全国高校大会は決勝で東福岡が東海大仰星を破り3連覇を達成した。公式戦80連勝の記録も見事だ。第66回国体は山口県で開催、成年の部では愛知県が31-14で東京都を、また少年の部では福岡県が佐賀県を33-15で破りそれぞれ優勝した。