平成11年(1999)2月28日 第36回日本選手権大会決勝

国立競技場

東芝府中 24-13 神戸製鋼

東芝府中、神鋼に競り勝ってV3達成

平成10年(1998)度 第36回日本選手権試合
1999年2月28日 G:国立競技場 R:岩下眞一 KO 14:00
東芝府中 24 13 神戸製鋼
1 溝辺 圭司(関東学大) 3 3 1 中道 紀和(同大)
2 薫田 真広(筑波大) 21 10 2 弘津 英司(同大)
3 中村 正人(筑波大) 3 清水 秀司(明大)
4 釜澤  晋(大東大) 0 T 0 4 カール・トッド(マヌカウ工大)
5 安田  桂(専大) 0 G 0 5 小泉 和也(早大)
6 渡邊 秦憲(日体大) 1 PG 1 6 伊藤 剛臣(法大)
7 高木 利幸(大東大) 0 DG 0 C7 小村  淳(明大)
8 ロバート・ゴードン(オタゴ大) 8 冨岡  洋(明大)
9 村田  亙(専大) 3 T 1 9 堀越 正巳(早大)
10 島崎 正吾(佐賀工) 3 G 1 10 アンドリュー・ミラー(テ・プケ高)
11 和田 賢一(東海大) 0 PG 1 11 増保 輝則(早大)
C12 アンドリュー・マコーミック(クライストチャーチ高) 0 DG 0 12 元木 由記雄(明大)
13 小山田 淳(男鹿工) 13 吉田  明(京産大)
14 秋山 公二(法大) 11 18 14 大畑 大介(京産大)
15 松田  努(関東学大) 15 薬師寺 大輔(日体大)
シンビン=渡邊(東)

 この年は学生のベスト4が社会人にチャレンジしたが4試合とも惨敗した。対戦の意義を問う声が再び大きくなったが、私は「学生のレベル向上のためにも必要。学生がひたむきに戦う姿には魅力がある。ファンが観戦してくれなくなればやめるべき」と思っている。 東芝は「PからGo」と速攻を旗印にしてきたが、この試合では一転FW勝負に切り替える柔軟性をみせた。前半は東芝島崎、神鋼ミラーがともにPGで3−3。後半9分神鋼ミラーがPG追加のあと、東芝はゴール前のスクラムを押し込み再三PKを得たがゴールを狙わず、スクラムを選択、14分ついに認定トライ(島崎ゴール)を得て10−6と逆転。さらに20分ゴール前スクラムからNo8ゴードンがサイドを突きPR溝辺がトライ(島崎ゴール)で17−6と勝利を引き寄せた。29分には神鋼FB薬師寺にトライ(ミラーゴール)で17−13と迫られたが、38分にゴードンがスクラムサイドを突いてトライ(島崎ゴール)。24−13と神鋼を突き放した。