平成26年(2014)3月9日 第51回日本選手権大会決勝

国立

パナソニックワイルドナイツ 30-21東芝ブレイブルーパス

ワイルドナイツ4年ぶりの優勝、パナソニックとしては初優勝

平成25年(2013)度 第51回日本選手権試合
2014年3月9日 G:国立 R:麻生 彰久 
パナソニック ワイルドナイツ 30 21 東芝ブレイブルーパス
1 稲垣 啓太(関東学大) 10 14 1 久保 知大(筑波大)
2 設楽 哲也(関東学大) 20 7 2 湯原 祐希(流経大)
3 相馬 朋和(帝京大) 3 浅原 拓真(法大)
4 劉  永男(檀国大) 1 T 2 4 梶川 喬介(福工大)
5 ダニエル・ヒーナン(サザンQ.L.大) 1 G 2 5 大野  均(日大)
6 バツベイ・シオネ(拓大) 1 PG 0 6 スティーブン・ベイツ(チーフス高)
7 西原 忠佑(明大) 0 DG 0 C7 リーチ マイケル(東海大)
8 ホラニ龍コリニアシ(埼工大) 8 望月 雄太(同大)
9 田中 史朗(京産大) 2 T 1 9 小川 高廣(日大)
10 べリック・バーンズ(イプスイッチグラマー高) 2 G 1 10 ディビット・ヒル(ワイカト大)
11 山田 章仁(慶大) 2 PG 0 11 大島 修平(関東学大)
12 林  泰基(立命大) 0 DG 0 12 渡邊 太生(筑波大)
13 霜村 誠一(関東学大) 13 松延 泰樹(関西学大)
C14 北川 智規(関東学大) 3 16 14 廣瀬 俊朗(慶大)
15 笹倉 康誉(関東学大) 15 吉田 大樹(同大)
交代【パ】飯島陽一(大東大)⑤、JP・ピーターセン(ジェネラルハートソッグ高)⑫、川俣直樹(明大)③、若松大志(関東学大)⑦、三宅敬(関東学大)⑮、イーリー・ニコラス(拓大)⑨、室井達彦(日体大)② 【東】宇薄岳央(同大)⑫、リチャード・カフイ(ワイカト工科大)⑩、三上正貴(東海大)①、山本紘史(明大)⑥、クーパ・ブーナ(オタフフカレッジ高)⑬、松田圭祐(大東大)⑤、森太志(帝京大)②、エストレラ大輔(カリフォルニア大バークレー校)③

 第51回目を迎えた日本選手権の頂点に立ったのは、パナソニックワイルドナイツだった。三洋電機時代も含めると4年ぶりの優勝である。

 3月9日の決勝戦は、現在の国立競技場で行われる最後の日本選手権の試合となった。観客は19,571人。青と赤の応援旗がスタジアム中で揺れた。

 前半4分、パナソニックはSOベリック・バーンズのPGで先制したが、東芝もWTB大島がトライして逆転(3-7)。互いに一歩も引かず、点の取り合いとなった。

 後半も一進一退の攻防が続いたが6分、SOバーンズがゴールライン直前まで自ら突破しタックルを受けながらCTB林にパスをつないだトライで20-14とすると、21分、交代出場のJPピーターセンが左コーナーにトライ。これで勝負あったかと思われたが、その直後のキックオフから、リーチマイケルがタックラーを弾き飛ばしながら突進して一気にトライ。27-21の6点差に迫った。両チームの応援団も大いに盛り上がったが、34分、バーンズが45m以上のPGを決めて勝利を確かなものにした。

 今季四度目の対戦となった両チームだが、パナソニックの北川智規は「一番タフで、一番疲れたし、一番身体が痛いです」とコメント。中嶋則文監督は、「これからは追われる立場になります。トップリーグの各チームが取り組んでいるストレングスとフィットネスは、もっと強化したい。強みを伸ばし、弱みを消すよう常に進化しなければいけないと思っています」と来季への意気込みを語った。