テストNo.72 カナダ代表第4回来日第6戦

English 写真 機関誌
昭和57年(1982)4月18日 秩父宮ラグビー場
日本代表 16-6 カナダ代表
堅い守りでカナダをノートライ
No.185★72 カナダ代表第4回来日第6戦
1982年4月18日 G:秩父宮ラグビー場 R:D.バーネット(I) KO 13:45
日本代表166カナダ代表
1仲山  健(三菱京都)601ギャリー・デュークロウ
2井上 雅浩(サントリー)1062マイク・リューク
3洞口 孝治(釜石) 3ロン・マッキンス
4林  敏之(神鋼)1T04ロー・ハインソン
5千田 美智仁(釜石)1G05ハンス・ドグディ
6川地  光(九電)0PG06トニイ・ゴズィーク
C7石塚 武生(リコー)0DG07ジョン・フィンラン
8瀬下 和夫(秋田市役所)8エヴァン・ジョーンズ
9松本 純也(山梨教員)2T09イアン・マックミラン
10松尾 雄治(釜石)1G010マーク・シーフラー
11戸嶋 秀夫(東芝府中)0PG211ジョン・レッキィ
12金谷 福身(日新製鋼)0DG012ジム・モイズ
13南川 洋一郎(八幡)C13スペンス・マクタビッシュ
14本城 和彦(早大)211514ジェミー・ホーソン
15谷藤 尚之(釜石)15マーク・ワイアット
得点:T金谷、戸嶋、南川、G本城2

 この連勝はうれしかった。ハインソン196cm、103kg、ドグディ193cm、102kgのツインタワーの突進とシーフラー、マクタビッシュ、ワイアットのスピードを完全に防ぎきったディフェンスに、日本代表の手ごたえを感じたからだ。「日本代表が完ぺきなラグビーで対カナダテストマッチ(代表同士の試合)連勝を飾った。パワーで押してくるカナダに対し、日本は全員が足元目がけての素晴らしいタックルで応酬。息をつかせぬ熱戦にスタンドのファンは正月を思わせる興奮に包まれた。ノートライに抑えたばかりか絵に描いたような3トライを決め、日比野監督も『すべての点で満足しています。今日ぐらいは胸を張らせてもらいます』といえば、松尾も『日本代表としても最高のゲーム』と会心のゲームを強調した。国際舞台での飛躍を目標に一月から生まれ変わった“日比野・全日本カナダ戦連勝の勢いにのって、二十四日、五十日のニュージーランド遠征に出発する」(毎日)。