テストNo.90 イングランド・スコットランド遠征1986第4戦

English 写真 機関誌
昭和61年(1986)9月27日 マレーフィールド
日本代表 18-33 スコットランド代表
3連続トライ届かず 惜しい! 日本
No.248★90 イングランドスコットランド遠征1986第4戦
1986年9月27日 G:マレーフィールド R:L.ブリドー KO 14:30
日本代表1833スコットランド代表
1太田  治(明大)6131デビッド・ソール
2藤田  剛(日新製鋼)1220C2コリン・ディーンズ
3相沢 雅晴(リコー)3ノーマン・.ローワン
4桜庭 吉彦(釜石)0T24アリスター・キャンベル
5栗原 誠治(早大)0G15イアン・パクストン
6ホポイ・タイオネ(東京三洋) 1PG16ジョン・ジェフリー
C7林  敏之(神鋼)1DG07フィンレー・コールダー
8千田 美智仁(釜石)8ジョン・ビューティ
9小西 義光(サントリー)3T49ロイ・レイドロー
10松尾 勝博(同大)0G210ダグラス・ワイリー
11大貫 慎二(サントリー)0PG011イワン・ツカロ
12平尾 誠二(神鋼)0DG012スコット・ヘイスティング
13朽木 英次(トヨタ)13デビッド・ジョンストン
14ノフォムリ・タウモエフォラウ(東京三洋)14マット・ダンカン
15石井 勝尉(早大)15ピーター・ドッズ
交代【日】宮本勝文(同大)⑥ 【ス】アンドリュー・カー⑩
得点:T大貫、千田、朽木、PG松尾、DG松尾

 英国留学中に“櫻のジャージィ”をマレーフィールドに迎えた私は、期待と懐かしさに胸を締めつけられる思いで観戦した。以下“日比野弘英国リポート”としてサンスポに掲載された観戦記の抜粋である。「スコットランドのモール、ラックからFWがタテにくずし、ウイングの足を生かす理詰めな戦法は、完ぺきに近く役者が違った。スコットランドが記録した6トライのうち、5トライがウイングに記録されたのをみてもわかる。全員がキャップ保持者、国の代表。しかも今年の5ヵ国対抗の優勝(フランスと同率)の力のすごさを改めて見せつけられた。だが、それでも私は“日本はよくやった”といいたい。相手が大量リードして気を緩めたのかもしれないが、6−33と差をひろげられ、バラバラになるところを終盤の3連続トライ。これは『執拗な戦闘意識』を失わなかった成果だった。半面、キメの細かさが不足し、チームプレーが出来ていない面が特に防御にあらわれた(後略)」。