テストNo.94 第1回ラグビーワールドカップ(NZ・豪州)第2戦

昭和62年(1987)5月30日 シドニー

日本代表 7-60 イングランド代表

イングランドに完敗

No.259★94 第1回ラグビーワールドカップ(NZ・豪州)第2戦
1987年5月30日 G:シドニー R:ウールケ(F) KO 15:00
日本代表 7 60 イングランド代表
1 木村 敏隆(ワールド) 3 16 1 ポール・レンダル
2 藤田  剛(日新製鋼) 4 44 2 ブライアン・ムーア
3 洞口 孝治(釜石) 3 ガレス・チルコット
4 大八木 淳史(神鋼) 0 T 2 4 ナイジェル・レッドマン
5 栗原 誠治(サントリー) 0 G 1 5 スティーブ・ベインブリッジ
6 宮本 勝文(同大) 1 PG 2 6 ピーター・ウインターボトム
C7 林  敏之(神鋼) 0 DG 0 7 ゲイリー・リーズ
8 千田 美智仁(釜石) 8 ディーン・リチャーズ
9 萩本 光威(神鋼) 1 T 8 9 リチャード・ハーディング
10 平尾 誠二(神鋼) 0 G 6 10 ピーター・ウィリアムズ
11 大貫 慎二(サントリー) 0 PG 0 11 ローリー・アンダーウッド
12 松尾 勝博(ワールド) 0 DG 0 12 ジェミー・サーモン
13 朽木 英次(トヨタ) 13 ケビン・シムズ
14 ノフォムリ・タウモエフォラウ(東京三洋) 8 13 C14 マイク・ハリソン
15 村井 大次郎(丸紅) 15 ジョン・ウエップ
交代【イ】R.アンドリュー⑩、F.クロー⑬
得点:T宮本、PG松尾

 日本代表の第2戦は舞台をシドニーに移して行われたが、残念ながら日本は本領を発揮したイングランドに完敗を喫した。「私の予想は日本の12−36、それより点差が少ない結果になることを期待していたが、まさかここまで粉砕されるとは思わなかった。試合前に君が代を聞くフィフティーンの表情を見て、『きょうはやるな』という予感がした。が、一進一退の前半、三つ狙ったPGのうち一つしか決められなかったのが、その後の試合運びに影響を残した。後半はFW戦で後手に回り、イングランドのタテへ持ち出してから横へ散らすパターンにほんろうされ、計10トライを奪われてしまった。(中略)53点という点差が、両国の差そのままとは思えない。国の威信をかけたイングランドが力以上のものを出し、日本は流れが悪いほうに傾いてしまった感じだ。次の豪州戦を思うと気が重いが、各自が思い切って自分の役割を果たすだけだ」(サンスポ、『ノーサイド』日比野弘)。