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目次
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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(一五)松山新助
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松山新助
は堺の人、始め
本願寺
の番士であつたが、永祿中三好家に仕官した。【諸藝練達】資性優雅辯舌爽かに、小皷、
尺
八、早歌等の藝能をもよくしたので貴紳に出入し酒筵の場所には常に列席して座興を添ふるを例とした。斯くして新助の名は敵味方の間に等しく喧傳せられ、【堺の名物男】堺の名物男としてもてはやされた。(
堺鑑
下、
全堺詳志
卷之下)