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(一六二)具足屋祐專

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 【家系】具足屋祐專具足屋の第二代、通稱次兵衞、父は益田藏人元季と稱し、長門に生れた。元季は織田信長及び豐臣秀吉に仕へ、老年致仕して、堺に移つた。【具足屋】祖先傳來の武器、具足及び番具足を人の請ふまゝに之を貸與したので、世人具足屋と稱し、自ら屋號となつた。(高木家譜略)【茶道に通ず】茶湯を江岑宗佐に學んで、奧技に達した。(數寄者名匠集)寬永十五年八月二十九日歿し、(先代過去帳)弟七郞左衞門祐春後を嗣いで第三代となつた。