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(四六)淨念寺

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 淨念寺慈門山と號し、【位置】柳之町東二丁字寺町にあり、淨土宗大阿彌陀經寺末、寺格准能分一等。【開基】文明四年善譽淨念の開創に係り、(淨土宗融通念佛宗時宗本末一派寺院明細帳)【本尊】本尊傳聖德太子作阿彌陀如來、境内に主夜神堂あり、主夜神明王を祀る。(淨念寺調査書)【堂宇】本堂、庫裏、長屋門を有し、境内百十三坪。(社寺明細帳)【墓碑】本堂の前に鐵炮師榎並屋勘左衞門入道徹山圓通居士の碑がある。【名井】又井水は淨念寺井と稱し、良水を以て稱せられた。(全堺詳志卷之下)【什寶】什寶に傳惠心僧都作阿彌陀如來立像一軀、春日見聞子作主夜神明王座像一軀、芥子國作藥師如來及び十二神將、大阿彌陀經寺開山澄圓菩薩像一軀、開山淨念上人座像一軀等がある。