厚別川の東側、野幌丘陵まで広がる台地である。この台地も支笏軽石流の形成したものであり、ほぼ南北方向に流れる三里川、野津幌川により大きく三ブロックに区分される。それらは、厚別川寄りから、里塚霊園(標高一〇〇メートル、傾斜三~四度)・真栄高台(同九〇~八〇メートル、同三度以下)・平岡―北野四~五丁目―北星学園大学(同七〇~三〇メートル、同三度以下)と続く台地、白石区の上野幌―青葉町―ひばりが丘、厚別中央などが位置する台地、そして、東端はもみじ台団地―小野幌団地などの台地である。これらの厚別台地は緩やかな起伏に富んだ地形を呈していたが、大規模な宅地造成にともない原地形はほとんどその名残りさえとどめていない。