ビューア該当ページ

三井銀行

257 ~ 257 / 1047ページ
 開拓使委託の兌換証券発行及び官公金出納を取扱った三井組は、六年南大通西三丁目に出張店を開いた。開拓使の兌換証券の処理が終わり、また九年三井組は銀行として発足して民間金融を取扱う意図から、南三条に三等出張店として店を移した。十五年には当時札幌の商業の一等地・南一条西一丁目に店を移している。その後三井は二十六年十月、官金を取扱う日本銀行の札幌進出に際し、その出張所を日本銀行支店に明け渡し、金融機関としては札幌から撤退している。しかし同年九月、三井物産が北海道の事業開発を目的に札幌に出張所を開いている。
この図版・写真等は、著作権の保護期間中であるか、
著作権の確認が済んでいないため掲載しておりません。
 
写真-9 三井銀行出張店(明治18年頃、北大図)