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教員の配置

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 十七年における学校別教員数を示すと表8のとおりである。札幌県の時期に、東京師範学校その他府県師範学校の卒業で現市域内学校に勤務した教員は二九人に達するから、表の訓導等は主としてそれらによると思われる。また授業生は十六年五月布達の「学事規則」中の「町村立小学校職員職務心得」中「学校長ノ指揮ヲ受ケ訓導若クハ准訓導ノ授業ヲ助クル事」と定められているもので、これがほぼ半数を占めている状況であった。しかもそれが村落部のみに止まらず、区内の学校にも多数在職したことは注目される。
表-8 学校別教員数(明治17年)
学校名訓導訓導補准訓導授業生
札幌県師範学校附属小学校516
創成学校31610
藻岩学校2226
豊水学校
山鼻学校257
円山学校11
琴似学校257
手稲学校11
手稲学校11
豊平学校11
白石学校112
月寒学校11
苗穂学校11
藤古学校
丘珠学校
篠路学校11
1942245
札幌県学事第2年報』より作成。