職工は一〇人、電力は火力発電、一〇〇馬力一個、三五馬力二個を備え、点灯の地点は札幌停車場より西三丁目通中島遊園地まで、西四丁目は電灯会社より薄野まで、さらに南一、二、三条各一丁目より同五、六丁目までおよそ一里三丁に及んだ。二十五年より二十六年はじめにおける需要家は一一〇戸、点灯数は五四〇灯であった。なお電灯の種類及び料金は表8のとおりであった。
表-8 電灯の種類及び料金 |
燭光 種類 | 8燭光 | 10燭光 | 16燭光 | 備 考 |
半夜灯 | 円90銭 | 1円20銭 | 1円50銭 | 毎夜日暮より12時まで点灯 |
終夜灯 | 1. 60 | 2. 00 | 2. 50 | 客室、寝室等入用時のみ点灯 |
不定時灯 | 50 | 60 | 75 |
1.この外24,32,50,100燭光の電灯があるが、その料金は16燭光料金の割合をもって増徴収される。 2.『北海道毎日新聞』ほかより作成。 |