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目次
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第六編 道都への出発
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第二章 商工業の進展
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第三節 金融機関の発達と資本の動向
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一 地場銀行の成立
札幌貯蓄銀行
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札幌貯蓄銀行
は二十九年三月、資本金六万円で
大通
西四丁目に設立された。以来業務を継続したが、三十六年頃全国各地に小資本銀行の合併が起こり、そのため
北海道庁
では業務の振わない小銀行の合併・整理の必要を認め、
札幌貯蓄銀行
と江差貯蓄銀行及び松前銀行との合併を進めた。その結果、三十八年三月、三行を合して資本金一九万円(内払込額一〇万二五〇〇円)の
北海道
貯蓄銀行を設立し、本店を札幌に置き、旭川、松前、江差、寿都に支店を、岩見沢、滝川に出張所を開設し業務の拡張をはかった(同前)。