ビューア該当ページ

板垣第一・二期市政の主要事業

42 ~ 43 / 1053ページ
 第一期板垣市政は、原田市政の課題を引き継いでオリンピックの実施、政令指定都市への移行、新市庁舎建設、地下鉄建設などを実現した。同時に長期総合計画のもと、生活道路、上下水道、公園、区民センター、保健所、福祉事務所、図書館、老人福祉センター、児童会館勤労青少年ホーム、保育所、清掃工場、体育館、プール、キャンプ場、救急医療センター、口腔医療センター等の都市施設整備や、老人医療費無料化、老人バス市電乗車料無料化、乳幼児等医療費の助成などの社会福祉の拡充、ごみ手数料無料化、市立高校、養護学校、小中学校の教育施設整備などに取り組んだ。
 第二期板垣市政は、新長総第一次五年計画のもと、①市民生活の基盤整備(地下鉄東西線開通、南北線延長、大通バスセンター整備、道路・街路整備、国鉄高架工事着工、第四・五期水道拡張事業、新川・手稲下水処理場建設、公園整備・街路樹植栽・緑地保全、生活道路舗装)、②学校教育と教育文化施設の充実(小中学校プレハブ校舎の解消、市立幼稚園、市立高校、養護学校高等部、あかしあ学園、教育研究所、社会教育センターの設置、子ども図書館、教育文化会館、区民センター、勤労青少年ホーム児童会館、人形劇場の建設、麻生野球場と青少年科学館の事業着手)、③きめ細かな社会福祉の充実(保育所、身体障害者福祉センター、養護老人特別ホームなどの建設、保健所の移転改築、社会復帰センターの設置、老人・乳幼児医療費無料化、老人交通費助成、盲人ガイドヘルパー、母子家庭介護人派遣、寝たきり老人入浴サービス事業、クレチン症等無料検査の実施)と市民生活施策の強化(消費者センター、公設小売市場の建設、勤労者融資資金・中小企業金融対策資金の貸付枠拡大)、④健康都市さっぽろの推進(市民マラソン大会、学校開放の拡大、自然歩道整備、歩くスキー、トリム運動など)、などを重点施策として実現していった。
 板垣市政二期八年間は、都市基盤整備に継続的に力を注ぎつつ、同時に社会福祉の拡充や教育文化の充実、生活・産業支援、健康都市づくりなどにも乗り出した。