目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第2章 松前藩政下の箱館
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第6節 箱館の産物及び人口
鱈漁
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鱈は
箱館
地方では冬期にこれを釣り、ことに
尾札部
、
臼尻
辺に多く産した。これも従来は乾燥して干鱈で
江戸
に輸出したが、寛政の初めころから
塩鱈
で輸出するようになった。
塩鱈
の製法は腹を割かずに腸(はらわた)を抜き、これをツボヌキといって塩に漬け、その年内に早く
江戸
に送り新年の用に供した。そのためこれを「
新鱈
」といった。