町会所の埋立

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 弁天岬台場から地蔵町に至る一帯の海岸は、箱館の発展に伴い埋立の必要が生じたので、町会所がこの工事を起こし、経費を徴収して住民に割渡したし。この工事は、2代目喜三郎が請負い、約4割を成功し、その後は池田栄七がこれを引受けて大部分を成し遂げ、残余は明治維新後において完成した。