明治32年12月8日、第1回区会が開催され、区広告式規則など5議案が議決され、ここに区制による区会の開始をみたのである。なお、林悦郎が区長に就任したのは、明治33年1月17日であった。
初代区長林悦郎 『函館教育界沿革史』より
図3-1 明治32年自治区制函館区の行政区域
[付表]
『官報』[明治32年9月4日内務省令第46号(官報搭載日9月4日)]より作成
名称 | 区域 |
函館区 | 従来の函館区 亀田郡亀田村ノ内 字村内 字大川通ノ内 字五稜郭通 字陣屋通 字千代ヶ岱 字湯川通 字柏野 字十文字 字村内川東 字万年橋 字ゴミ川ノ内 字有川通ノ内 字札幌通 字八幡社後手 字田家ノ内 字六軒家ノ内 字鍛冶村通ノ内 字前浜 字万年橋脇 |
『官報』[明治32年9月4日内務省令第46号(官報搭載日9月4日)]より作成
注 同省令の但書「現在ノ町村名ハ大字トシテ之ヲ存ス」により、新たに函館区に編入された亀田村域は、函館区大字亀田村字何々となる。