以二手紙一申達候。然ば干草尓今(今ニ カ)出揃不レ申、御差支相成候
間、早々差送り候様取斗可レ被レ申候。以上
十月三日
在 方 掛
亀田村 鍛次村 上山村 赤川村 大川村右役人中
覚
一 辻村宇佐吉 馬壱疋
右は炭竈改并山林見廻明十日差立候条、於二村々一書面の
馬無二差(ママ)遅滞一差出、且、止宿、賄等差支無レ之様可二取斗一
者也。
戌
箱 館
御 役 所
箱館より下湯川村 石崎村夫より山付在々スクノヘ(宿野辺・森町赤井川)迄
夫より木古内村迄 右名主 年寄中
法幢寺奇(ママ)附金上納の儀早々相納可レ申旨厳敷被二仰出一候間、
来ル十五日迄ニ急度上納可レ被レ致候。以上
十月十一日
在 方 掛
鍛治村 石崎村右村々役人中
覚
鍛次村 六郎 石崎村 孫兵衛
以二御用状一申達候。然ば冬囲入用簾四拾枚早々付送可レ被レ
申候。尤先達て上山村より廿枚相送候得共、迚も不足ニ候
間、其村より四拾枚早々相送り可レ被レ申候。右の趣可二申
入一如レ此御座候。以上
十月廿四日
御 作 事
鍛次村役人中
一 一番簾弐拾まへ 右は又五郎ヲ以三四郎馬え附送り申
候。以上
十月廿六日
右請取有レ之候。
触 書
文政度吹直被二仰付一候小判壱分判并真字、草字弐分判共向
後共為二引替一差出候得ば道法の遠近ニ不レ拘百両ニ付壱両
宛為二御手当一持主え被レ下候間、右金所持の者ハ早々差出
引替可レ申候。且、真字弐分判の儀は追々引替相済、世上残少ニは相成候得共通用。
右御触面の趣被二仰出一候間、早々順達可レ被レ申候。以上
十月晦日
在 方 掛
一ノ渡村より峠下村迄 夫より上山村 赤川村
鍛次村 夫より下湯川村迄 夫より石崎村迄
右村々役人中
停止の品ニ付、猶又請出引替可レ申候。若此上ニも貯置者於レ
有レ之は厳敷可レ及二沙汰一候条、其後其段兼て相心得候様、
御料は御代官、私領は領主地頭より急度可レ被二申仕(ママ)付一候。
右の通此度江戸表より申来候間不レ洩様可二相触一候。
十月
右の趣被二仰出一候間、此段相触候。