祭神と氏子 御崎地区は江戸時代、行政的には根田内村の1集落であったが、村中心から遠距離であったため磯谷または磯屋村と呼ばれ半ば独立した集落形態をとっていた。そのため、明治10年(1877)、村社として根田内の厳島神社から分神し、御崎八幡神社を創立した。したがって祭神は市杵島姫命であり、氏子は字御崎の人々が主である。
主な事業 祭典などの事業は、すべて(恵山)厳島神社に合わせて行っている。
八幡神社(御崎)
以上に述べた、郷土恵山町の5つの神社については、古くから、又、昭和21年以降の宗教法人化となった現在も、それぞれの字・集落の人々の信仰の対象として、かわりなく崇められている。これらの神社の祭事・事業については尻岸内八幡神社の荒木房雄『宮司』ならびに荒木力弥『禰宜』がすべてを司っている。
なお、尻岸内八幡神社(大澗)、稲荷神社(日浦)、海積神社(古武井)、厳島神社(恵山)の4社については宗教法人として登記され、『神社本庁』(註1)に所属している。八幡神社(御崎)については神社協会に所属している。
(註1)神社本庁 1946年(昭和21)国家神道廃止に伴い設立した神社神道の宗教団体で、全国の神社の大半を組織する。