④なぜ八本松にたくさんの産業だん地が
あるんだろう?
のんたは、八本松にいくつかの産業だん地を見つけました。
産業だん地とは、広い土地を平らにして、
工場やそう庫、研究所などを一か所に集めた場所のことを言います。
東広島には、下の地図にしめすように多くの産業だん地があります。
そのなかの1つ⑧「吉川地区工業だん地」を見てみましょう。
吉川地区工業だん地には、いくつの会社が集まっているでしょうか。
Gの場所には「マイクロンメモリジャパン株式会社」の工場があります。
のん太はこの工場の見学に行ってお話をきいてきました。
【資料】マイクロンメモリジャパン株式会社広島工場の外観
(出典:マイクロンメモリジャパン株式会社提供)
よし!作業着に着がえて、見学のじゅんびバッチリ。
何を作っている会社なんだろう。
のん太さん、マイクロンメモリジャパン株式会社広島工場へようこそ。
わたしたちは、DRAM(読み方:ディーラム)という半どう体メモリを作っている会社です。
スマートフォンやゲームき・パソコンに使われているんですよ。
DRAM?それってなんですか?
スマートフォン・ゲームき・パソコンに使われるならとても小さそうですね。
DRAMとは、じょうほうを読んでおぼえるメモリをさします(下の写真)。
のんたさんの言う通り、DRAMはとても小さいんです。
ウェハというとくしゅな円ばんの上にDRAMを作ります。下の図を見てください。
1つの円ばんは、下の図の右側のように手に持てるぐらい(30cm)の大きさです。
そこから約1,000このDRAMを作ることができます。
1つのDRAMにはとても細い電線がはりめぐらされています。
うーん…ぴんとこないなぁ。
どのくらい細い電線なのですか?
円ばんを下の図の左側のように直けい7.5kmにかく大すると、
電線の太さはシャープペンシルのしんの太さぐらいになります。
目では見ることができません。DRAMをつくるのはとっても細かい作業です。
【資料】ウェハ(円ばん)とその中の電線の太さ
(出典:マイクロンメモリジャパン株式会社提供)
すごく小さいものを作っているんですね。
あれ、そんな小さなものならわたしの家でも作れる気がするのに、なんでこんなに大きな工場で作っているんですか。
実さいに工場の中をみてみるとその答えが分かります。たくさんのきかいがならんでいますね。DRAMは小さいものだけど、完成するまでにはたくさんの作業がひつようです。しかもその作業は大きなきかいで行います。下の写真は、工場の中のほんの一部の写真なんですよ。
【写真】工場内部の様子
(出典:マイクロンメモリジャパン株式会社提供)
うわ〜広いな〜。むむむ、白い服を着たお医者さんみたいな人がいるね。
いいところにきづいたね。
工場で作業している人は、真っ白な長そで・長ズボン・ぼう子・マスクをしているよ。
小さなほこりが入らないように、そしてせい電気がおこらないように、気をつけているんだ。
とても細やかな仕事をしているんだね。
のんたは、なぜ八本松に「マイクロンメモリジャパン株式会社」の工場をたてたのか、たずねてみました。
半どう体を作るためには、大きく4つのじょうけんがあります。
①安定した「水」と「電気」
②地しんの少ない場所
③広い道路があって、ものを運ぶのがべんりなところ
④大きな土地があるところ
八本松は、これをかなえてくれる場所なんです。
他の会社も②③④があると、工場をたてるにはべんりだろうな〜。
自えい隊のえん習場のページでも勉強した通り、八本松はい動にべんりなところなんだ。
そうですね。八本松には、下のようなトラックが通れる広い道路があります。
工場には、半どう体を作るための薬品などもたくさん運ばれてくるので、
広い道路がなくてはこまります。
【資料】広島工場で作ったせい品を運ぶトラック
(出典:マイクロンメモリジャパン株式会社提供)
そうです。せい品を運ぶにあたっては、トラックや飛行機を使います。
半どう体は、軽くて値だんの高いせい品なので、お金がかかる飛行機で運ぶこともできるんです。
とっても勉強になりました。ありがとうございました。
もっと学びたい人は、DRAMについて調べてみよう。
「DRAMをどうやって作っているか」「DRAMでどんなことができるか」「DRAMはスマートフオン・ゲームき・パソコンいがいでどこに使われているか」くわしく調べてみよう。
のん太が調べたところ、半どう体を作るには「前工てい」と「後工てい」があるんだ。マイクロンはあんな大きい工場なのに、前工ていのほんの一部しかやっていないそうだよ。とても小さな部品だけど、半どう体を作るのには、たくさんの手間がかかっているんだね。
【参考サイト】
⑤へ
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