東広島市立図書館/東広島市デジタルアーカイブ
③なぜ東広島市ではため池が
必要なのだろう?
中国四国地方でため池が多い広島県や香川県と、少ない鳥取県や高知県をくらべてみましょう。
特に、降水量(こうすいりょう:雨や雪がふる量)に注目してくらべてみましょう。
【資料タイトル】地方別ため池数 【資料】中国四国地方の県別ため池数
(出典:中国四国農政局HP『中国四国地いきのため池について』をもとに作成)
   ※現在は削除されているため、かわりにこちらの資料を参照
広島県・香川県・鳥取県・高知県の降水量(こすいりょう) 【資料】広島県・香川県・鳥取県・高知県の降水量
(出典:気象庁HPの各県の県庁所在地のデータをもとに作成)
上のしりょうをみると、ため池が多い県ほど雨の量が少なく、ため池の少ない県ほど雨の量が多い関係がわかります。
ため池はいつごろからつくられたのでしょう?何のためにつくられたのでしょうか?
日本で最も古いとされるため池は、約800年前から約700年前につくられたものです。全国的にため池がつくられるようになったのは、江戸(えど)時代(約400年前から約150年前)からと言われています。

広島県では、江戸時代に入ってからため池がつくられるようになりました。約400年前、米づくりで水不足が起きないようにするために、広島を治めた福島正則(ふくしままさのり)がため池をつくりはじめたと言われています。その後、江戸時代の中ごろ(約300年前)から昭和(しょうわ)の初めごろ(約75年前)にかけて、米づくりをさかんにするために、さらに多くのため池がつくられました。
東広島市黒瀬(くろせ)町を例に、ため池の使われ方を調べてみましょう。
【資料タイトル】東広島市黒瀬(くろせ)町のため池(一部地いき) 【資料】東広島市黒瀬(くろせ)町のため池(一部地いき)
(出典:国土地理院)
【資料タイトル】東広島市黒瀬(くろせ)町のため池の例 【資料タイトル】東広島市黒瀬(くろせ)町のため池の例 【資料】東広島市黒瀬(くろせ)町のため池の例
(1まい目:1年を通して水をためている池、2まい目:冬に水をぬいている池)
ため池は、農業のために作られたものが多いので、農地の近くにあることが多いです。しかし、最近では住たく地の開発が進んだため、住たく地のすぐそばにあるため池も少なくありません。

黒瀬(くろせ)町のため池も、多くは農業のために使われています。ため池がしばしば山の上につくられているのは、土地の低い農地に水を運びやすくするためです。
ため池の中には、1年を通して水をためているものもあれば、冬は水をぬいているものもあります。農業のために使われているため池では、冬はその水を使わないので、安全のために水をぬいています。
→中の峠ずい道(『わたしたちの東広島市』のpp.87-92)
東広島市は雨が少ないから、水不足にそなえてため池がつくられたんだね。
じゃあ、雨が少ないところでは、どこでもため池が多いのかな?
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