九 永禄日記(えいろくにっき)

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 別名「舘越(たてのこし)日記」。永禄元年(一五五八)から安永七年(一七七八)までの民間の記録。内容は領内の政治・経済・吉凶・気候など各分野にわたる。天のころから流布し、広く書写されたため、異本が多い。『みちのく双書』第一集として一九五六年に復刻された永禄日記は、「記録」(横山本 青森市横山武正氏蔵)を底本とし、「梅田日記」・「津軽古事伝記」・「平山日記」等を校勘したもの。