目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第7章 藩政期の人々の生活
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第三節 町場の生活
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三 諸産業
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(一)紙漉(かみすき)
紙漉八右衛門
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史料に現れる最初の
紙漉
は八右衛門である。慶安二年(一六四九)ころの「
弘前古御絵図
」(弘図津)の御徒(かち)町(現市内若党町)に
紙漉八右衛門
の屋敷が記されている。八右衛門は近所に住む御
鷹師
などとともに、藩の御
用
を勤める
紙漉
であった。また絵図には、茂森町裏の西斜面、西茂森町裏の北斜面に
楮畑
が記されている。八右衛門が
紙漉
の原料に使ったものである。しかし、
紙漉所
がどこにあったかなどは、一切不明である。