目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第8章 藩政期の文化
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第三節 宗教と信仰
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二 寺院
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(六)曹洞宗の寺院
海蔵寺
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海蔵寺
(かいぞうじ)は、明応年間(一四九二~一五〇〇)、江山が開山となり、種里村(現西津軽郡
鰺ヶ沢
町)に創建された。江山は
長勝寺
創建にあたり、師の菊仙を招いて開山とし、
海蔵寺
をその末寺とした。
堀越
村(現市内)・
大浦
坪貝(現中津軽郡岩木町)へ移転し、慶長年間(一五九六~一六一四)、
長勝寺構
の中に移った。山号
大浦
院は、盛信の戒名「
大浦
院殿鎮山源流大居士」により、寺領三〇石は為信の寄進によった。明治三年(一八七〇)、隣の禅昌寺を合併した。