表53 弘前市内小学校児童数 |
(明治三十三年度末現在) |
校名 | 男 | 女 | 計 |
朝 陽 | 三〇二 | 二六七 | 五六九 |
大 成 | 四二四 | 三四〇 | 七六四 |
和 徳 | 二一四 | 二〇九 | 四二三 |
時 敏 | 二一二 | 一九二 | 四〇四 |
城 西 | 二〇八 | 一九六 | 四〇四 |
明治三十四年度『弘前市事務報告書』 |
そこで第二学区会は、市会の決議に従って品川町七一番地に一校を新設したが、同一の学区に建てられた小学校なので校名を同じくし、建てられた順序に従って第一、第二の番号を付した。
第二大成尋常小学校は三十五年四月に開校したが、同じ日に学区制度(学区会による学校管理制度)が廃止されたので、同校は市によって建てられた最初の小学校といえる。また、第二大成の通学区域は第一大成と同じであることから、男子児童は第二大成、女子児童は第一大成に入学するようになった。
新設の第二大成尋常小学校の特色は、在籍児童がすべて男子のみということと、在籍児童が第八師団将校の子弟をはじめ、軍関係家族の子弟が多かったことである。同校の初代校長は和島伊八郎、第一大成校長から横すべりの就任。また、開校時の児童数は男子のみ四五一人である。