県青少年団の下に各郡市の青少年団の統合もなされ、団長も任命された。弘前市青少年団長は市長乳井英夫、副団長は助役木立猛のほか神英造、笹森テサ、事務局長兼総務部長伊藤得治、青年部長土屋直好、女子部長山屋不二夫、少年部長嘉瀬英夫が任命された。このように青少年団は統合されたものの、実際の活動単位としては、小学校ごとに設置した団体であることは従前どおりであった。統合された青少年団の任務の第一は、時局に即応した勤労奉仕であり、最も緊急とされた食糧増産に重点が置かれた。ちなみに統合時の団員数は八八〇六人(青年団一〇九一、女子青年団一三七三、少年団六三四二)であった。