立岩堀田遺跡出土品

立岩遺跡は遠賀川の上流、嘉穂盆地に位置した弥生時代の遺跡である。出土品は、昭和38年(1963)の第一次調査より三次調査で発見された甕棺関係の遺物である。甕棺内からは、計10面の前漢鏡をはじめ、剣、戈、鏃、釶など豊富な鉄製品、銅矛が出土している。更に大量のガラス製や南海産のゴホウラ貝の装身具類などの発見もある。出土品の一部は国の重要文化財に指定されている。

34号甕棺の男性人骨と副葬状態

連弧文「日有喜」銘鏡(1号鏡)

重圏「精白」銘鏡(2号鏡)

重圏「清白」銘鏡(3号鏡)

連弧文「日有喜」銘鏡(4号鏡)

連弧文「清白」銘鏡(5号鏡)

重圏「姚皎」銘鏡(6号鏡)

連弧文「日光」銘鏡(9号鏡)

ゴホウラ製貝輪

ゴホウラ製貝輪(俯瞰)

銅矛(10号甕棺内出土)

鉄戈(34号甕棺内出土)

鉄戈(35号甕棺内出土)