昭和39年(1964)度

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66シーズン目

【協会】 秩父宮ラグビー場を東京オリンピックのサッカー会場に使用 秩父宮ラグビー場を改修し、10月に開催された東京オリンピック・サッカー会場として使用した。/関東大学対抗戦またもA・Bグループ制に 関東協会は監督会の決定に基づき、関東大学対抗戦を力の均衡するA・Bグループに分け、首位チームが関東優勝決定戦を行う制度に変更した。
【ルール】 オフサイドラインの後退。ボールが展開するように、従来はボールの線だったオフサイドラインが、スクラムとルーズ[現在のラック]では最後尾プレーヤーの足の線、ラインアウトでは10メートル後方と定義された。
【選手権】 八幡製鉄日本一に 第2回日本選手権は八幡が15−6で法大を下し初の日本一に輝いた。
【大学】 大学選手権大会始まる、第1回優勝は法大 日本協会は全国大学選手権大会を開催することを決定した。第1回の大学選手権大会は法大早大同大関西大の4校が出場して行われ、法大が14−6で再度早大を下し覇者となった。/関東は法大、関西は同大、九州は鹿児島大が優勝 第35回関東大学対抗戦Aグループは法大、Bグループは早大が首位となり、首位決定戦では法大が12−6で下し2年連続3回目の優勝を果たした。第36回関西大学リーグ戦は同大が7戦全勝で7年連続18回目の優勝を果たした。第14回九州大会は鹿児島大が10−6で九州大を破り念願の初優勝を果たした。
【社会人】 八幡製鉄が3連覇 第17回社会人大会は八幡製鉄が25−3でトヨタ自工を破り3年連続11回目の優勝を果たした。/関東は日野自動車が秋を連覇、春はリコーが初優勝 第5回関東社会人の秋季大会は日野自動車が16−3で三井精機に勝って2連覇、春季大会ではリコーが5勝2分で6勝ながら1敗の日野自動車をかわして初優勝。/関西は近鉄が7連覇 第7回関西社会人Aリーグでは近鉄大阪府警と6−6で引き分けたが2勝1分で7連覇。
【地域】 第18回三地域対抗は3すくみ。/第19回学生東西対抗は関西が16−12で関東を破り17年ぶり2回目の勝利を収めた。/第15回朝日招待試合には初めて日本学生代表代表が招待され、九州代表が36−3で勝ち2年連続6回目の勝利を収めた。
【その他】 大学大会は鹿児島大が初優勝、高校は秋田工が優勝 第15回全国大学大会は鹿児島大が9−6で東洋大を下して初優勝。第44回高校大会は秋田工が6−3で天理高に勝ち4年ぶり12回目の優勝を遂げた。/国体は成年が愛知、少年は東京と神奈川、教員は大阪が優勝 第19回新潟国体は新潟市で行われ、成年は愛知県(トヨタ自工)が31−11で秋田県(全秋田)を下して初優勝、少年Aは東京都(保善高)が14−0で北海道(北見北斗高)を、Bでは神奈川県(慶応高)が6−3で岩手県(盛岡工)を破り優勝した。教員は大阪府が31−8で愛知県を下して優勝した。
【国際】 NZカンタベリー大学初来日(5勝1敗) 日本は第4戦で全早大が13−11とカ大を下し全敗を免れた。その他の成績は全同大14−15、トヨタ自工8−16、八幡製鉄3−6、全明大8−27、全慶大10−19。/1月、日体大台湾遠征(5勝)。