昭和57年(1982)度

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84シーズン目

【協会】 日本代表キャップ制度制定 12月17日の理事会で、日本協会日本代表選手キャップ制度を採用することを決定。日本協会が認定したテストマッチに、出場した日本代表選手全員(254人)を昭和58年1月16日に芝パークホテルに招いて、キャップを贈呈した。
【ルール】 「スクラムはフロントロー3人で組まなければならない」と決められた。
【代表】 日本代表カナダ代表に連勝 この年はまたスケジュールが目白押しとなった。日本代表はまずカナダとのテストマッチに連勝した。カナダは27−3九州代表、35−4日本学生代表、12−11日本B代表、47−9関東代表と4勝した。
★711982.4.11日本代表24−18カナダ代表花園

★721982.4.18日本代表16−6カナダ代表秩父宮

第3回NZ遠征(3勝1分6敗)、来日のNZUに雪辱、イングランド学生に完敗 5月に第3回のNZ遠征に出発した。目標はNZUとのテストマッチに勝つことだったが、及ばなかった。9月に来日のNZUに国内で初めて31−15と快勝し溜飲を下げたが、イングランド学生選抜に0−43で完敗したのはショックだった。
★731982.5.16日本代表20−35NZ大学選抜ウエリントン
★741982.5.30日本代表6−22NZ大学選抜プケコヘ
★751982.9.19日本代表0−43イングランド学生代表花園
★761982.9.26日本代表31−15NZ大学選抜国立競技場

アジア大会で韓国に敗れる 11月の第8回シンガポールで開催されたアジア大会は、私が大学の勤務のため行かれず、山本厳監督に託したが、延長戦でDGを決められ9−12で敗れ、アジアチャンピオンの座を失う結果となった。
★771982.11.27日本代表9−12韓国代表ジャラン競技場

代表合宿に外国人コーチを招聘 8月に菅平での日本代表強化合宿にイングランドのバリー・コーレス、ウエールズのロン・テニックをコーチとして招聘した。
【選手権】 新日鉄釜石5連覇 第20回日本選手権では、同大の健闘も釜石の牙城を崩せず、21−8で釜石が5年連続6回目の日本チャンピオンとなった。
【大学】 大学日本一は同大 第19回大学選手権では準決勝で早明の再戦があり盛り上がったが、対抗戦で勝った早大明大に敗れ姿を消した。明大は決勝で同大に健闘したが惜しくも6−18で敗れ、同大が2年ぶり2回目の優勝を果たした。/対抗戦は早大、リーグ戦は専大が優勝 第53回関東大学対抗戦では早大明大を破り8戦全勝で2年連続23回目の優勝を遂げた。第16回関東大学リーグ戦は専大が7戦全勝で7年ぶり4回目の優勝を果たした。/関西は同大、九州は福岡工大が優勝 第54回関西大学リーグ戦は同大が7戦全勝で7年連続32回目の優勝を遂げ連勝街道をばく進している。九州は第2回王座決定戦を行い、福岡工大が46−10で西南学大を下した。
【社会人】 釜石の5連覇 第35回社会人大会は新日鉄釜石が磐石の強さを見せて決勝でトヨタ自動車[トヨタ自工が社名変更]を16−0で退け5年連続7回目の優勝を果たした。/関東は三洋3連覇、関西はトヨタ大阪府警、西日本九電 第23回関東社会人リーグは、東京三洋が14−4でリコーを下して3年連続8回目の優勝。/第25回関西社会人Aリーグは、6勝1敗でトヨタ自動車(7年連続8回目)と、初優勝の大阪府警が同率優勝。/第11回西日本社会人リーグは、7勝1敗で九州電力が2年連続2回目の優勝。
【地域】 第37回学生東西対抗は関西が12−9で勝ち6回目の勝利を関西にもたらした。/第33回朝日招待は九州代表が充実期に入った同大を16−3で退け、引き分けを挟んで5連勝し充実ぶりをうかがわせている。
【その他】 地区対抗は関東学大、教育系は京都教育大の初優勝 第33回地区対抗大会で、前年度決勝で大敗を喫した名城大に、関東学大が19−7で雪辱して優勝した。さすがというべきか。第18回教育系大学大会では京都教育大が32−0で名古屋大に勝って初優勝を果たした。/高専は大阪府立工専が初優勝、高校は国学院久我山高が優勝 第13回高専大会は大阪府立工専が16−4で秋田工専に勝ち初優勝、第62回高校大会は国学院久我山高が目黒高との3度目の東京決戦に31−0で快勝して4年ぶり3回目の優勝に輝いた。/国体は成年が岩手、少年は東京が優勝 第37回鳥取国体は出雲市で行われ、成年は岩手県(新日鉄釜石)が43−0で群馬県(東京三洋)を破り優勝、少年は東京都(全東京)が38−9で長崎県(全長崎)を破って優勝した。/京大60周年 9月23日に京大の60周年記念式典が挙行された。
【国際】 9月にNZ大学選抜(NZU)とイングランド大学選抜(ES)が来日 日本代表以外の対戦は、NZUが59−8関東代表、13−0日本学生代表、51−6日本B代表、9−19ES、ESは71−0九州代表、51−14関西代表、99−0日本B代表だった。/昭和58年3月、NZぺトーネクラブ来日(5勝)。/昭和58年3月、専修大アイルランド遠征(2敗)。/高校代表海外遠征 8月に第8回高校日本代表カナダ遠征(3勝1敗)を実施した。