平成4年(1992)度

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94シーズン目

【協会】 川越藤三郎会長に就任 磯田一郎会長が任期満了で退任、川越藤一郎副会長が会長に推挙された。/日本協会チーム登録数で最多記録 ラグビー人気の上昇で日本協会のチーム登録数が4776[日本協会評議員会資料]と過去最高を記録した。残念ながらチーム登録数はこの敏をピークに減少に転じている(グラフ参照)。
【ルール】 過去に例を見ないルールの大幅な改正が行われた。「トライの得点が4点から5点に」「4名までの交代できる」「ラインアウトの間隔を1メートルとする」「PKとFKの整理」など16条45項目が改正された。
【代表】 アジア大会、日本代表チャンピオンに返り咲く 日本代表は小藪修監督がバトンを受けた。韓国ソウルで開催された第13回アジア大会の決勝では香港を37−9で破り優勝し、順調にスタートを切った。韓国は予選プールで香港に敗れたため、日本との対戦はなかった。
★1151992.9.26日本代表37−9香港代表東大門競技場

第2回学生WCに日本学生代表代表が出場 イタリアで行われた第2回の学生WCに日本が出場、スペインに23−6で勝ったが、スコットランドに16−21、フランスに25−34、南アフリカに28−49の1勝3敗で11位となった。
【選手権】 神戸製鋼が5年連続日本一 第30回日本選手権は神戸製鋼法大を41−3と一蹴し、5年連続5回目の日本チャンピオンの座を獲得した。
【大学】 大学日本一は25年ぶりに法大 第29回大学選手権で、法大は準決勝で明大を42−18と破り決勝で早大と対戦した。試合終了間際に、キックオフからNo8伊藤剛臣がゴール前まで突進したチャンスを生かして、ラインアウトから新人LO藤原和也がトライ、30−27と逆転し25年ぶり3回目の優勝をつかんだ。/早明戦は史上初のノートライゲームで明大が勝つ 第63回関東大学対抗戦は、3年連続で全勝対決の早明戦となった。明大が主将永友の8PGで、早大を徳丸の4PGに封じて24−12で勝利を収め、9戦全勝で3年連続21回目の優勝を果たした。早明定期戦で両校ノートライは史上初めて。/関東リーグ戦は法大、関西リーグ戦は同大が優勝 第26回関東大学リーグ戦は法大が8戦全勝で8年ぶり10回目(通算14回目)の優勝。第64回関西大学リーグ戦は同大が4年ぶりに6戦全勝で37回目の優勝を飾った。/九州は九州産大が優勝 第2回九州大学選手権は九州産大が20−8で西南学大を破り全国大学選手権へ駒を進めた。
【社会人】  神戸製鋼5連覇を達成 神戸製鋼は、第45回社会人大会で5年連続5会目の優勝を成し遂げたが、その道のりは厳しかった。準決勝の三洋電機には12−8、決勝の東芝府中には、何と20−19という薄氷を踏む勝利であった。それだけに大会が盛り上がったのは当然である。/東日本リコー、三洋、関西は神鋼4連覇、西日本日新製鋼 第5回東日本社会人リーグは、リコー(初優勝[通算9回目])と三洋電機(3年連続4回目[通算14回目])が6勝1敗で同率優勝。/第35回関西社会人Aリーグは、神戸製鋼が7勝0敗で4年連続7回目の優勝。/第21回西日本社会人Aリーグは、日新製鋼、九州電力、マツダが6勝1敗で同率となったが、当該チーム間の得失トライ差で日新製鋼が6年ぶり4回目の優勝。
【地域】 第32回三地域対抗では関西代表が優勝して気を吐いた。関西は4年ぶり9回目の優勝。/第47回学生東西対抗は関東が63−13で関西に快勝。/第43回朝日招待では法大と九州代表が8−8で引き分けた。
【その他】 地区対抗は流経大、教育系は福岡教育大がともに初優勝 第43回地区対抗は流経大が東北学大を31−19で下して初優勝、第28回教育系大学大会は福岡教育大が42−5で東京学芸大に圧勝して初優勝を果たした。/高専は都城工専、高校は伏見工が優勝 第23回高専大会では都城工専が神戸市立工専を10−3で下して2年連続4回目の優勝、第72回高校大会では伏見工が15−10で啓光学園を破り12年ぶり2回目の優勝を果たした。/国体は成年が愛知と秋田、少年は大阪が優勝 第47回山形国体は酒田市で行われ成年1部では愛知県(トヨタ自動車)が56−16で山口県(日新製鋼)を破り、2部では秋田県(全秋田)が山形県(全山形)を58−3で下して優勝。少年の部では大阪府(全大阪)が長野県(全長野)に51−5で勝って優勝した。
【セブンズ】 3月21日に第1回ジャパンセブンズが秩父宮で行われ明大が優勝した。
【国際】 4月、日本U23代表タイ・バンコクのアジア交流大会に参加(4勝)。/5月、香港U24代表来日(1分3敗)。/9月、オックスフォード大来日、10月4日、オ大は花園で日本選抜に27−42で敗れ、日本での連勝記録は22でストップした。その他の試合は27−25全早大、46−19神戸製鋼。/8月、NZオークランドグラマースクール来日(4勝)。/12月、豪州高校選抜来日(3勝2敗)。/高校代表海外遠征 3月に第18回高校日本代表イングランド遠征(4勝1敗)を実施した。
 日本協会年度別チーム登録数のグラフ